末席幹事

読む

羽生善治竜王(当時)「はめたつもりが、はめられました。ハイッ」

将棋マガジン1992年12月号、大矢順正さんの「忘れ得ぬ局面」より。「はめたつもりが、はめられました。ハイッ」 局後、羽生善治竜王(当時)が初の竜王になった2ヵ月後の1990年2月に行われた第6回天王戦の六段戦の予選でのことである。天王戦は...
観戦記

羽生善治棋王(当時)「誘導尋問にかかりました」

将棋マガジン1992年12月号、読売新聞の小田尚英さんの第5期竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局〔羽生善治棋王-佐藤康光六段〕観戦記「羽生、再び大舞台に」より。 三番勝負を含めた決勝トーナメントの谷川の予想は、本命・羽生、対抗・高橋九段、続くの...
読む

「息子いわく『プロになりてえ。棋力は羽生と谷川が合体して、しゃべりは先崎』だそうです」

将棋マガジン1993年2月号、読者の投稿欄「コマゴマ掲示板」より。 小学1年の息子は、将棋が大好き。私が働いているので、今年の春休みは、保育園卒園後の4月初めに預かってくれるところをさがさなければなりませんでした。苦肉の策で保育園代わりに行...
自戦記

羽生善治二冠(当時)「どちらも最善を尽くしているつもりで指すと机上の研究では現れない局面となり、初めて見る局面となる。本当に将棋の不思議な所でもあり、深い所でもあります」

将棋世界1993年2月号、羽生善治二冠(当時)の第42期王将戦リーグ戦〔対 中原誠名人〕自戦記「久しぶりの先手矢倉」より。 今月は王将リーグ、中原誠名人との一局を見て頂きます。 最近の中原先生は相掛かりで独自の戦法を編み出して戦っています。...
読む

花村元司八段(当時)「ハダカか、せめて浴衣で指さしてくれたら、わしは塚田さんにも大山さんにも、負ける気はせんのだがなあ」

将棋マガジン1993年1月号、東公平さんの「升田幸三物語」より。 さて、昭和30年度のA級順位戦は、その花村八段と升田が8勝2敗の同率になった。決定戦三番勝負では1勝1敗のあと、升田が頓死を食い、花村が挑戦権を取った。作戦勝ちして「楽勝」と...