末席幹事

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中原誠十六世名人が「これを飲むと将棋が強くなるよ」と言った飲み物

将棋世界1989年11月号、萩山徹さんの編集後記より。「これを飲むと将棋が強くなるよ」 ある日のこと、編集部に現れた中原誠棋聖がニコニコしながら、机の上に置いたのがなんと”はぶ茶”。 早速、24日の職団戦でその効果を確かめてみましたが、私に...
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二上達也九段「羽生将棋の分析を編集部から依頼され何気なく引き受けたものの、よく考えれば分かっちゃいないことを書かねばならないのだから無茶なはなしだ」

将棋世界1989年6月号、二上達也九段の「ハブの世界」より。お断り 師弟といっても名ばかり、技術的に何を教えたわけでなし、むしろ教わったらと言う皮肉な声を聞かされる。 第一教えたから強くなれるものではない。たとえ少々強くなったところで師匠以...
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米長邦雄九段「この手は第一感、無理である。なぜならば後手が手堅く手堅く、先手からの攻めを封じようとしているところを、何が何でもつぶそうという、その精神が良くない。▲3五歩は悪手である」

将棋世界1989年8月号、米長邦雄九段の「今月はこの一局! 棋聖戦 中田宏樹五段VS佐藤康光五段 腰掛け銀の好局」より。 今月はイキのいい若手二人の将棋をお届けしよう。 中田宏樹五段は桜井七段門で24歳。 彼は年間の勝率第1位になったことが...
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「観戦記通りの人だと思いました」

将棋世界1989年7月号、池崎和記さんの「棋士の女房・お袋さん 田中艶子さん(田中魁秀八段夫人)」より。 去年は大変な一年でした。 主人は3年前に気管支炎になり、日赤病院にずっと通院していたんですが、一昨年、枚方から奈良に引っ越してから急に...
自戦記

谷川浩司名人(当時)「どうも性格で、このような派手な手を発見すると、どうしても盤上に表したくなるのである」

将棋世界1989年7月号、谷川浩司名人(当時)の「名人と読みの大局観」より。 正直言って、最初はあまり気合いが乗らない対局だった。 王将リーグを3勝3敗で終了した後の残留決定戦。4名のうち3名まで残留できるし、たとえ2連敗で陥落したとしても...