末席幹事

自戦記

谷川浩司王位(当時)「いよいよ世代交代、という雰囲気だが、どうも私にはそう簡単に進むとは思えない。まだ一波乱あるような気がするのである」

将棋世界1988年3月号、谷川浩司王位(当時)の第13期棋王戦勝者組決勝〔対 中原誠名人〕自戦記「一歩が明暗を分ける」より。 南八段が棋聖のタイトルを獲得し、遂に、7つのうちの6つまでが20代、残るは名人だけになってしまった。 いよいよ世代...
インタビュー・対談

米長邦雄九段「将棋というのは100mを何秒で走れるかよりもフルマラソンを走り切れるか、ということの方が大事なんです。25歳の時タイトル戦に出たけれど、40歳になっても出られるかい、というね」

将棋世界1989年1月号、特別座談会〔米長邦雄九段・森雞二王位・田中寅彦棋聖・森下卓五段・鈴木宏彦氏〕「89年も激動の1年に」より。田中 数年前、私なんかの目標であった中原、米長のお二人からタイトルが少しずつ減っていって、戦国時代とか言われ...
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刑務所の将棋クラブ

将棋マガジン1991年10月号、広津久雄九段の「刑務所の将棋クラブ」より。工場対抗将棋大会 家の前で車が止まった。耳ざとい家内が「車が来たわよ」と言った。「じゃあ、行って来るよ」と、私は紙袋を持って玄関を出た。 その紙袋の中には、11月23...
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「何事も名誉がつくほうがつかないのよりはエラいのだが、たった一つの例外が将棋の世界だ」

近代将棋1987年10月号、河口俊彦六段(当時)の「プロ棋界最前線」より。 名人就位式が神田一ツ橋「如水会館」で行われたが、参加者多数、赤木駿介さん他来賓のスピーチも見事で、いい会だった。 ただ、将棋関係のパーティーのすべてに言えることだが...
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羽生善治五段VS清水市代女流名人の席上対局と歌謡ショーもあった「第1回東京都知事杯争奪都民将棋大会」

将棋世界1988年5月号の広告より。第1回東京都知事杯争奪 都民将棋大会と歌謡ショー誰でも気軽に楽しめる将棋大会日時:1988年5月3日(祝)午前9時30分受付、10時対局開始会場:多摩教育会館(立川市錦町6-3-1)競技方法:無差別級(希...