将棋雑文

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原田泰夫九段(2)

将棋ペンクラブ交流会では原田九段の挨拶が名物だった。 新潟のイタリア軒で見た関根名人に憧れ棋士を目指した話、加藤治郎門下内弟子の時代、木村名人と一緒に行った満州慰問は出だしとして定番。その後、将棋界の話題、世相、諸々の事柄へと話が展開される...
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原田泰夫九段(1)

4年前の今日、7月11日に原田泰夫九段が亡くなられた。 将棋ペンクラブには、師匠である加藤治郎初代名誉会長のあとを受けて 1989年に名誉会長に就任。以後、15年の長きにわたって将棋ペンクラブを支えていただいた。 将棋ペンクラブ大賞最終選考...
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居飛車の正統派

かなり前の話になるが、ある企業の新社長を旧知の経営者が「××社の○○社長は、堅実な英国風の紳士。将棋に例えると居飛車の正統派」と評する記事を見たことがある。 居飛車の正統派。たしかに、堅実で信頼性が高く温厚で品があるイメージがする。 振飛車...
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野獣猛進流(2)

泉七段は「野獣」と自称しながらも、基本は好青年だ。 子供の頃は実家が東映大泉撮影所に近かった関係で「ジャイアントロボ」などの東映特撮テレビ番組に、子役エキストラとして出演していたこともある。 泉七段は独身時代、どちらかといえば豪快な飲みっぷ...
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野獣猛進流(1)

昨日は藤正樹だったので、今日は泉正樹七段の話。 今期、泉七段は本来の調子を取り戻したのか、順位戦は2連勝スタート。NHK杯は1回戦で行方八段に敗れたものの、今週も含め、ここ数週間の週刊将棋では談話が複数掲載されており、媒体への露出度も高まっ...