棋士のエピソード

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古豪棋士の心意気

将棋世界1994年12月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 in 関西将棋会館」より。 10月11日、火曜日。C2、5回戦の対局日である。例によって私は対局中にちょっと抜け出して棋士室でボンヤリしていたが、そこへ珍しく高島八段が現れた...
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羽生善治五冠(当時)「お風呂の水を入れないで済むのが助かります」

羽生善治名人が初めて名人となった5日後の話。将棋世界1994年8月号、天野竜太郎さんの「編集部日記」より。 6月12日午前10時、新名人の実家へ弦巻カメラマンとうかがった。JRの西八王子駅から車で15分ほど。日曜日ということもあるのだろう。...
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山崎隆之七段(当時)のメガネ

将棋世界1994年8月号、東公平さんの「シナモノエッセイ 眼鏡」より。 望遠鏡を「遠めがね」と呼んだのをはじめ「めがね」にもいろいろあるし、物や人のよし悪しを見抜く力、という意味まである。中原誠は高柳敏夫ほか多くの棋士の眼鏡にかなって大成し...
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村山聖七段(当時)の東京への引っ越し

将棋世界1994年12月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 in 関西将棋会館」より。 ほんまに関西棋士は個性派揃い。ここで書けんかったことでもオモロイことは山ほどある。棋士室に顔を出せば、いつでも誰かが漫才をやっている。 村山も強烈...
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井上慶太六段(当時)に訪れたパラダイス

将棋世界1994年12月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 in 関西将棋会館」より。 いやいやびっくりした。この対局室25時って、丸4年もやっとったんですねえ。今回で最終回になるんやけど、何か感慨深くて、ちょっとブルーが入っとります...