棋士のエピソード

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王位戦秘話(1)

将棋世界2003年10月号、高林譲司さんの「王位戦秘話」より。 王位戦を担当して18期目に入った。投書30代半ばだった記者も50歳をこえた。それを思えば長い年月が過ぎたものだと感慨がないわけではないが、一方で、あっという間の18年だったこと...
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羽生善治竜王(当時)の観劇

将棋マガジン1991年2月号、羽生善治竜王(当時)の「羽生善治の懸賞次の一手」より。 最近、機会があって「夢の遊眠社」野田秀樹の演劇を先崎五段と二人で見に行きました。見る前はそんなに有名なものだとは知りませんでしたが、「三代目、りちやあど」...
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高橋道雄八段(当時)「まずい将棋を指して、申し訳ありません」

将棋マガジン1990年2月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 屋敷少年が棋聖戦の挑戦者になった。17歳。プロになってまだ一年とちょっとだそうである。 本欄で紹介しないうちに、タイトル保持者になったら、お前はどこを見ているんだ、と叱...
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藤井猛少年と三浦弘行少年の「山賊ラーメン」「海賊ラーメン」

将棋世界2002年7月号、藤井猛九段の「四段昇段の一局 システムの原点」より。〔三浦弘行と穴熊〕 奨励会でも勢いは続いた。一年半のスピードで1級へ。 私はずっと四間飛車ばかり指してきたと思われがちだが、そうではない。研修会時代からこの頃まで...
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加藤一二三九段の虫退治

将棋世界2003年5月号、深浦康市七段(当時)の「31年間の感動をありがとう」より。 将棋ファンの朝の憩いのひとときであった、早指し将棋選手権戦は今期で閉幕となった。スポンサーの獲得はどの業界でも厳しいのが現状だが、見えない「不景気」の影に...