観戦記

観戦記

「全く、誰かさんのおかげで1、2月の予定はガラガラ。悔しいので観戦記でいじめようと考えた私であった」

将棋マガジン1991年4月号、中井広恵女流王位(当時)の第17期女流名人位戦〔林葉直子女流王将-清水市代女流名人〕第3局観戦記「来年まで待っててネ!」より。 ―全く、誰かさんのおかげで1、2月の予定はガラガラ。悔しいので観戦記でいじめようと...
観戦記

棋士と観戦記者の勝敗的相性

近代将棋1985年2月号、信濃桂さんの第8回若獅子戦1回戦〔島朗五段-飯田弘之四段〕観戦記「相穴熊の闘い」より。  観戦記者と棋士の間にも縁というものがある。頻繁に手合がつく棋士、不思議に当たらない棋士さまざまだ。観戦したことのない棋士の将...
観戦記

谷川名人の弟弟子、と人から言われるのが何よりも嬉しかった井上慶太四段(当時)

近代将棋1984年11月号、池崎和記さんの第8回若獅子戦〔井上慶太四段-神吉宏充四段〕観戦記「関西流ケンカ将棋」より。  神吉宏充四段(内藤九段門下)と井上慶太四段(若松六段門下)は、師匠が同門(故藤内八段門下)のせいか兄弟弟子のように仲が...
観戦記

羽生善治竜王(当時)「アッ!そうか」

将棋マガジン1990年7月号、先崎学四段(当時)の第2回IBM杯順位戦昇級者激突戦「参加することに意義がある」より。 12:10 朝が弱いぼくにしては珍しく早く連盟に来た。4月は旅行つづきだったので、連盟に来ると、ホッとする。エレベータに張...
観戦記

「尊敬する棋士は米長邦雄三冠王。スケールの大きなところが好きで、あこがれます。ただこれは将棋のことだけで、米長先生のなにからなにまで好き、ということではありません」

近代将棋1985年1月号、今福栄さんのアマ・プロ勝ち抜き戦〔小林宏四段-小林庸俊都名人〕観戦記「若武者の一騎討ち、アマが制す」より。  さて、この企画の魅力はもちろん、プロ若手棋士とアマ強豪の平手戦の白熱にあるのだが、もうひとつ刺激的な仕掛...