観戦記

観戦記

羽生善治五冠(当時)と読み筋の合う棋士、合わない棋士

将棋世界1994年11月号、先崎学六段(当時)解説、記・野口健二さんの第35期王位戦〔羽生善治王位-郷田真隆五段〕第6局「妥協なき戦い」より。 ―前期のリターンマッチとなった羽生-郷田戦ですが、同世代の先崎六段は両者をどのようにご覧になって...
観戦記

薪割り大五郎VSハンマー猛

将棋世界1992年9月号、鈴木輝彦七段(当時)の「対局室25時 東京」より。  特別対局室は佐藤(大)-藤井戦が5図。植山-関根戦が6図になっていた。  6図は若手の植山五段が指せそうだったが、5図はベテランの佐藤先生が充分ではないかと思っ...
観戦記

真部一男八段(当時)「将棋のことを聞いてもいいか」

将棋世界1992年9月号、真部一男八段(当時)の第60期棋聖戦〔谷川浩司棋聖-郷田真隆四段〕観戦記「棋は独創にあり」より。  箱根山中、霧につつまれた花月園ホテルに7月17日午後2時頃到着した。  弦巻勝カメラマンの自動車に便乗させてもらい...
観戦記

羽生善治六段(当時)の中飛車と加藤一二三九段の中飛車破りの激突

将棋マガジン1990年1月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。  アマチュアでは振飛車の愛好家が多い。それに対して、プロの振飛車党は年々すくなくなりつつある。勝つことばかり考えていいのだろうか。  そんななかで、羽生が時々ではあるが...
観戦記

屋敷伸之五段(当時)の鬼のような勝局

将棋マガジン1990年7月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。  昼休みのガランとした対局室を見て回っていたら、一つ潰れている局面があった。シーズンオフの対局ではしばしばあるから驚かないが、対局者を見てビックリ。  潰されているのは...