観戦記

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羽生善治竜王(当時)の観戦記(前編)

将棋マガジン1990年7月号、羽生善治竜王(当時)の第48期名人戦〔中原誠棋聖-谷川浩司名人〕第3局観戦記「突然の失速」より。  春は名人戦の季節。  多くの棋士がのんびりと過ごすこの時期に選ばれた二人の男が死力を尽くして戦う。  「名人」...
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最強の盤外作戦

原田史郎(中平邦彦)さんの第36期王位戦第4局〔羽生善治王位-郷田真隆五段〕観戦記より。 1996年の将棋ペンクラブ大賞観戦記部門大賞の作品。  風が舞うように、羽生王位が対局室に入ってきた。開始七分前である。部屋中にピリッと緊張が走る。 ...
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名人戦、森下八段に対する羽生名人の二手目△3二金(後編)

甘竹潤二さんの第53期名人戦第4局〔森下卓八段-羽生善治名人〕観戦記より。  盤上は森下の角切りの勝負手から成銀を作ったところ。ただし控え室の反応は冷たく、図から△5一飛で羽生よしという意見が大勢を占めていた。対して▲5五歩なら△4五角、ま...
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名人戦、森下八段に対する羽生名人の二手目△3二金(前編)

甘竹潤二さんの第53期名人戦第4局〔森下卓八段-羽生善治名人〕観戦記より。 1996年将棋ペンクラブ大賞観戦記部門佳作(現在の優秀賞)作品。  昭和十年に開始、十二年に木村義雄名人の誕生で幕をあけた名人戦も六十周年を迎えた。歴史を刻んで今年...
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森内流は河童のごとく

将棋世界1991年12月号、奥山紅樹さんの第22回新人王戦決勝第1局〔森下卓六段-森内俊之五段〕観戦記「深い渕」より。  森下卓、森内俊之。ふたりの対決で終わる今期の新人王戦を、  「深い森におけるアンダーとインナーの争い」  と言った人が...