観戦記

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羽生善治四冠(当時)が「アアッー、飛車!」と驚いた村山聖七段(当時)指摘の一手

将棋世界1994年6月号、野口健二さんの第52期名人戦〔羽生善治四冠-米長邦雄名人〕第1局観戦記「名人位と独創への挑戦」より。  最近の羽生は、定跡形でない将棋を指すことを標榜し、実践している。将棋というゲームが秘める無限の可能性を自らの手...
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先崎学五段(当時)へのラブレター

先崎学八段が、昨日の竜王戦4組、対飯塚祐紀七段戦に勝って、九段への昇段を決めた(八段昇段後公式戦250勝)。 昨日の飯塚祐紀七段-先崎学八段戦、先崎八段(当時)の角交換振り飛車から1図の局面。ここからの先崎八段の指し回しが印象的だった。 通...
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郷田流と羽生流の真っ向からの激突

将棋世界1993年9月号、中野隆義さんの第34期王位戦〔羽生善治竜王-郷田真隆王位〕第1局観戦記「魅力あふれる戦い」より。  郷田真隆王位に羽生善治三冠王が挑戦する七番勝負。22歳の若武者同士の一騎打ちである。 (中略)  郷田は一局の将棋...
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羽生善治四冠(当時)の異次元の着想の一手

将棋世界1994年3月号、N記者の第63期棋聖戦〔羽生善治棋聖-谷川浩司王将〕第2局観戦記「棋聖降臨」より。  2図は、谷川が6六の角を勇躍7五に出た場面である。駒の損得は先手の角金交換だが7九のと金の存在も大きい。玉の堅さは後手に軍配が上...
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森内俊之六段(当時)「抱負と言われても、ちょっと・・・。望んでいることならありますけど、それでもいいですか」

将棋世界1994年1月号、N記者の第24回新人王戦第3局〔森内俊之六段-佐藤康光七段〕観戦記「新人王の樹よ伸びろ」より。 竜王戦挑戦者決定三番勝負に始まった森内俊之六段対佐藤康光七段のライバル対決は、B級2組順位戦、そして新人王戦決勝三番勝...