読む

読む

升田幸三九段(当時)「おちついて酒が呑めん。明日からおまえは一人でめしを食え」

将棋世界1992年10月号、山本武雄八段(当時)の大山名人の思い出・追悼文「會者定離のことわり」より。 大山名人を語る上において絶対欠かせないのは、旺盛な食欲と麻雀。  酒は乾杯程度だが、知る人ぞ知る大変な健啖家。対局でどこかへ出掛けても、...
読む

NHK杯戦の伝説「電光石火の金取り」

近代将棋1994年2月号、加藤一二三九段の自戦記「佐藤竜王とのNHK杯戦」より。 今月は、昨年度のNHK杯戦の将棋を解説したいと思う。NHKの将棋番組は、幸いにして大好評を得ていて、私もよく初対面の人からもテレビ対局の話を聞く。そんな折によ...
読む

谷川浩司王将(当時)「いわゆるお立ち台GALは、残念ながら新潟にはいなかった」

将棋世界1994年1月号、谷川浩司王将(当時)のJT日本シリーズ'93〔中原誠前名人-谷川浩司王将〕自戦記「決断の勝利」より。 11月6日 11:50 自宅を出発。タクシーで空港に着いてから、昼食。 13:40 JAS797便で新潟へ 15...
読む

佐藤康光七段(当時)の厄落とし

将棋世界1994年1月号、佐藤康光七段(当時)の第6期竜王戦〔羽生善治竜王-佐藤康光七段〕第4局自戦記「激闘を制す」より。 正念場だが・・・  私の1勝2敗で迎えた第4局。私にとっては落とせない、正念場の一局なのだが、羽田空港への足取りは重...
読む

真部一男八段(当時)「中原・米長それぞれの羽生世代対抗作戦」

将棋世界1993年8月号、真部一男八段(当時)の「米長新名人、その意義を考察する」より。  今期第51期名人戦はここ数年の名人戦の中でも特に興味を引かれる組み合わせであった。もっとも米長新名人は周知のごとく七番勝負の常連で、殊に45期からは...