棋士のエピソード

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控え室の山崎隆之七段(当時)

今週月曜日の記事「観戦記者の深刻な悩み」で、(NHK杯戦の)対局前の控え室で、何もしゃべっていない時でも動作に動きがあって面白いのが、三浦弘行九段と行方尚史八段と山崎隆之八段。と書いたが、これだけでは説明不足となってしまうので、事例をもとに...
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「名前が同じケンジで、しかも生意気なことも言って、とにかくよくしゃべる」

将棋世界2003年6月号、神崎健二七段(当時)の「本日も熱戦 関西将棋」より。 竜王戦6組で大活躍の今泉健司準アマ竜王。今泉君が小学生の頃、関西研修会幹事の浦野七段がこう言った。「研修生に神崎二世がいる」「ほほう、そんなに素晴らしい才能の持...
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福崎文吾七段(当時)と百貨店

将棋世界1985年1月号、神吉宏充四段(当時)の「関西若手はどないじゃい 福崎文吾七段の巻」より。「5、6、7、8、早く指さなー10やでー」奨励会員がパシリと指す。その手がすこぶるいい手で、「ああー!まったや、まったやあ!」「だめですよ、福...
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「私、将棋の話はもういいの。普通の話がしたいの」

将棋世界2003年5月号、鹿野圭生女流初段(当時)の「タマの目・2」より。☆広恵ちゃんの悩み 先日、仕事で北九州市に行ってきた。市政40周年と言う事で、棋士は谷川浩司王位、米長邦雄永世棋聖、森下卓八段、中井広恵女流三冠、山田久美女流三段、本...
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中原誠十六世名人「あっちは方角が悪いからやめました」

将棋世界1982年12月号、能智映さんの「棋士の楽しみ」より。 相手の中原だって、かなりの映画ファンだ。これもまた今期の王位戦がらみの話だ。中原が無冠になった翌日の午後、連盟の近くの寿司屋に寄ったら、中原の弟弟子の田中寅彦六段がいた。そんな...