棋士のエピソード

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先崎学八段(当時)「あなた方は間違っている」

将棋世界2000年12月号、鈴木大介六段(当時)の「鈴木大介の振り飛車日記」より。10月15日 この日は先崎八段と女流棋士10人で東京競馬場で指導対局やトークショーが行われる日で、僕も家族で遊びに来たのである。 この日は秋華賞というG1もあ...
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木村一基五段(当時)「本当に見ていて嫌になりますよ」

将棋世界2000年1月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。 屋敷七段対木村五段戦も好取組。しばらく見ていたが、当然のごとく動かない。で、老人席に移って一服つけていると、真田六段がとなりに坐った。私が「屋敷君も変わっているね。棋士...
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対局中に少しだけ酔った正立会人

将棋世界1981年1月号、能智映さんの「棋士の楽しみ―(酒)」より。 このように棋士たちは対局中には互いに刃をむき出しにしているものの、相手に対して繊細な神経を払っている。 芹沢八段もそうだし、歌手の内藤國雄九段は美声をもって三の宮の夜を呑...
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「ようし、きょうは呑むぞ!こうなったら外へ出よう。中原さんも付き合ってくれるでしょうね」

将棋世界1981年1月号、能智映さんの「棋士の楽しみ―(酒)」より。 私の接する将棋指したちの酒は、すごく陽気だ。こんなこともあった。 4、5年も前の談だ。17期の王位戦で挑戦者となった勝浦修八段が、地元の北海道・札幌での対局で中原誠王位に...
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「郷田さんってかわいい!」

将棋世界2000年3月号、神吉宏充六段(当時)の「今月の眼 関西」より。 ところで、札幌東急将棋まつりではオモロイ話がありましてん。タイトルは『ウサギの目になった男』、主役は郷田真隆八段。 新春の将棋まつり、棋士達が札幌入りしたのが前日の夕...