棋士のエピソード

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桐谷広人四段(当時)「神経スイジャクをしましょう」

将棋マガジン1990年5月号、奥山紅樹さんの「棋界人物捕物帖 小野修一七段の巻」より。 素晴らしい記憶力の持ち主である。15年前、この人が三段のころ。東京阿佐ヶ谷の石田和雄プロ宅に4人の娘さんと5人の将棋指しがトランプ・コンペをした。 石田...
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棋士、それぞれの健康法

棋士にはどのような健康法が人気だったのか、分析をしてみたい。将棋マガジン1994年11月号、第53期順位戦パーソナルデータより、それぞれの棋士の健康法。(タイトル・段位は当時、回答者数89人) 〔睡眠〕 18人(20.2%)佐藤康光竜王 十...
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森下卓八段(当時)「羽生さんに、森下さんは楽観的ですねと言われました」

将棋世界1994年10月号、大崎善生編集長(当時)の「編集部日記」より。8月6日(土)森信雄六段の新居へ。梅田から阪急に乗り35分、素晴らしく環境のいい所だった。お子さんも、内弟子の山崎君も伸び伸びとして、笑顔のたえない奥様と実に明るいムー...
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升田幸三九段(当時)「小僧、早く指せ!!」

将棋世界1993年5月号、大野八一雄五段(当時)の16ページ講座「升田式石田流」より。 私が、一番最初に升田先生を見たのは、先生が板谷進八段とA級順位戦を指された日だった。 隣で指されたB1順位戦の花村九段VS内藤九段戦の記録係だった私は、...
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記録係が二度代わった対局など

将棋世界1991年11月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 大阪」より。 9月12日、木曜日。この日の対局は6局。私は脇七段と王位戦で、彼とは久しぶりの対局。盤の前によいしょと座ると「うわっ、やっぱり目の前で見たら迫力あるなあ」脇は驚...