観戦記

観戦記

羽生マジック登場1号局と思われる一局

将棋世界1986年4月号、奥山紅樹さんの天才少年激突三番勝負第2局〔羽生善治四段-阿部隆四段〕観戦記「若者は荒々しく立ち去った 『順位戦で会おう』と言い捨て……」より。  ゼンジの右手がすばやく動いた。ひゅう、うィン。時間をするどく切り裂く...
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羽生善治四段(当時)四段昇段後の初めての対局

将棋世界1986年3月号、中平邦彦さんの天才少年激突三番勝負第1局〔阿部隆四段-羽生善治四段〕観戦記「天才羽生、華やかに巣立つ」より。  関西の阿部隆君と東京の羽生善治君。  西と東の天才少年を戦わせようという企画である。阿部18歳、羽生1...
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河口俊彦六段(当時)「そういうレベルに羽生の将棋は達している。うっかり指し手について、言う気になれないのである」

将棋世界1994年8月号、河口俊彦六段(当時)の第64期棋聖戦〔谷川浩司王将-羽生善治棋聖〕第1局観戦記「谷川の錯覚」より。  本題に入るが、将棋の話がこれまたしにくい。  そもそも「横歩取り戦法」が判りにくいのだ。どこからどうやって戦いが...
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佐藤康光竜王(当時)の超過激な手順

将棋世界1995年2月号、中野隆義さんの第7期竜王戦第5局〔佐藤康光竜王-羽生善治名人〕観戦記「羽生の結論」より。  羽生の振り飛車は全く予想の及ばぬところだった。大事な一戦だから佐藤が▲7六歩なら△8四歩とガッチリ矢倉で行くか、△3四歩は...
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「この二人の将棋に妥協という言葉はない」と本当に実感できる一局

昨日の続き。1994年王位戦第5局〔羽生善治王位-郷田真隆五段戦〕、56手で郷田五段が勝った一局。 この第5局については、将棋世界も近代将棋も棋譜のみの掲載で、将棋マガジンだけが簡単な解説をつけている。 この将棋マガジンの解説記事に、短手数...