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大崎善生さん「生まれて初めて本を書きました。『聖の青春』という題名の村山聖九段の一生の物語です」

将棋世界2000年3月号、大崎善生編集長(当時)の編集後記より。 生まれて初めて本を書きました。「聖の青春」という題名の村山聖九段の一生の物語です。最後の最後まで夢を諦めず懸命に生き抜いた村山九段のことは何としても残したいと思っていました。...
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河口俊彦六段(当時)「郷田君は、冗談じゃない、と真剣になった」

将棋世界2000年3月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。 余談はさておき、新年最初の勝負将棋はA級順位戦の田中(寅)九段対森下八段戦。次いでこの日の、棋王戦挑戦者決定戦(島八段-森内八段戦)の第1局で、年が明けたら賑やかになっ...
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「アイツが振るならオレも振る」

将棋世界2001年3月号、鈴木大介六段(当時)の「鈴木大介の振り飛車日記」より。 畠山成六段との順位戦。畠山成六段は畠山鎮六段と現役棋士唯一の兄弟棋士である。初対局だが棋風は手厚いイメージであった。というのは昔、近藤四段に「鈴木君、畠山兄弟...
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真部一男八段(当時)「将棋指しが変わって見えるのは、通常よりも右脳を使う頻度が高いので、その分左脳を使い切っていないせいかもしれない」

将棋世界2001年4月号、真部一男八段(当時)の「将棋論考」より。 この間、観戦記の大ベテラン田辺忠幸氏と雑談していて、何の話の流れだったか、将棋指しは変わっているからねと笑顔で云われ、そうですね、と妙に納得させられた。 田辺さんは50年以...
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丸山忠久名人(当時)「これで終わってしまうのか、このまま負けてしまうのか、身体全体が大きくこれを拒絶した」

将棋世界2000年9月号、丸山忠久名人(当時)の「名人戦を振り返って」より。 今回の名人戦が始まる前、そこには、希望、期待に満ち溢れた自分がいた。もちろん、名人位を取れる、取れないといった類のものではない。何か楽しいことが起きるのではないか...