読む

読む

「木村さんの方によりフレッシュさを感じざるをえないところがあります」

将棋世界1999年6月号、「第26回将棋大賞」より。選考委員は(順不同、敬称略)、古作登(週刊将棋)、風間博美(NHK)、高林譲司(三社連合)、渡辺久和(スポニチ)、東公平(日刊ゲンダイ)、黒済正義(山陽)、小田尚英(読売)、松本治人(日経...
読む

深浦康市六段(当時)「勝者の数だけ敗者が居る」

将棋世界1999年5月号、深浦康市六段(当時)の「第57期順位戦最終局 C級2組 勝者の数だけ敗者が居る」より。 春一番の便りが届き、啓蟄も過ぎた3月9日、C級2組順位戦最終局が行われた。取材のため、連盟へ出掛ける準備をする。今日は寒い。ま...
読む

木村一基五段(当時)「”努力しても伸びるとは限らない。しかし伸びている人はみな、その人なりに努力している”と或る人が言った」

将棋世界1999年5月号、木村一基五段(当時)の「昇級者喜びの声(C級2組→C級1組)より。 快勝3局、大逆転5局。かくして昇級の一番を迎えた。 とはいっても負ければ4番手、そうなれば自分の昇級の目はほとんどなくなる。 組み合わせ表を見た時...
読む

深浦康市六段(当時)「行方は新四段の時、”勝ちまくって、いい女を抱きたい”と言った。まだその夢を果たしてはいまい。そして真価が問われるのはやはりこれからであろう」

将棋世界1999年5月号、行方尚史五段(当時)の「昇級者喜びの声(C級2組→C級1組)より。 遠く過ぎ去っていく思い出。片道切符。ブルーズ。不眠症。コーヒー。ポカリスエット。ユンケル。脅迫電話。ネヴァーマインド。クサレ原稿。締め切り。甘い生...
読む

「歳相応に、なんて考えてはいけない」

将棋世界1999年5月号、内藤國雄九段の「昇級者喜びの声(B級2組→B級1組)より。 順位戦の日は対局場が朝からお通夜のようになる。私はそういう雰囲気があまり好きでないので、順位戦が本場所と言われていた昔からこの棋戦に対するこだわりや闘志は...