随筆

田村康介四段(当時)「本来僕は寒さには強いと自負している。冬でも家では冷房を入れて寝ているし、富山のスキー場に、Tシャツ1枚とサンダルで行っておどろかれた事もある」

将棋世界1996年12月号、田村康介四段(当時)の「待ったが許されるならば……」より。 某月某日(王将戦一次予選決勝)  相手は早見え早指しで有名な前田七段。何しろ元NHK杯選手権者である。当然ながら午前中から物凄いペースで進み、10時半頃...
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三浦弘行五段(当時)「一番好きな将棋は羽生将棋、です」

NHK将棋講座1996年9月号、畠山直毅さんの「若獅子三浦、暗闇に吼える」より。 創られた投了図  神か、鬼か。 1勝1敗で迎えた棋聖戦の天王山第3局。三浦五段がなす術なく投了した瞬間、控室は得体の知れない静けさに包まれた。 「こんなにきれ...
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観戦記

五番勝負の流れを引き寄せた「将棋の常識にない手」

将棋世界1996年9月号、中野隆義さんの第67期棋聖戦五番勝負第4局〔三浦弘行五段-羽生善治棋聖〕観戦記「天下人の手」より。  羽生の2勝1敗の後を受けた棋聖戦第4局が行われる大阪市心斎橋「大野屋迎賓閣」に向かう新幹線車中にて思う。  第1...
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控え室を驚かせた羽生善治七冠(当時)の夕食注文

将棋マガジン1996年9月号、福本和生さんの第67期棋聖戦五番勝負第3局観戦記「羽生”神速の寄せ”」より。  午後6時から関係者だけの小宴が開かれ、なごやかな雰囲気で大変に結構だった。三浦はよく食べていた。女将さんに夜食のおにぎり、牛乳を頼...