インタビュー・対談

有吉道夫九段「大山先生の想い出」

将棋世界1992年10月号、池崎和記さんの有吉道夫九段インタビュー「大山先生の想い出」より。―いままで最も思い出に残っていることは何ですか。有吉やっぱり、タイトル戦の挑戦者になった時ですね。昭和41年の王位戦で私が八段になって2年目の時でし...
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「名人の譜・大山康晴 完結編」

将棋世界1992年10月号、井口昭夫さんの「名人の譜・大山康晴 完結編」より。 大山康晴十五世名人が僅か20日の入院で死去した。数々の大記録と業績を残して、巨人は再びファンの前に現れることはない。 私は本誌に、昨年の6月号まで1年にわたって...
観戦記

郷田真隆四段(当時)「物ごころついた時には、すでに将棋を指していました」

将棋マガジン1992年9月号、高林譲司さんの第33期王位戦七番勝負第1局〔谷川浩司王位-郷田真隆四段〕観戦記「谷川と郷田、夏の主役」より。 近鉄特急に乗り、鳥羽を過ぎるとにわかに緑が深くなる。 やがて左車窓に穏やかな水面が見え隠れし始める。...
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石田和雄九段「いや、いや、私だって、そう捨てたもんじゃないんですよ、みなさん」

将棋マガジン1992年9月号、高橋呉郎さんの「形のメモ帳:石田和雄 ロマンチストの嘆き節」より。 いまや、将棋界で、石田和雄といえば、ボヤキの大家で名を馳せている。ご当人も「あれは私が自分からいいだしたせいでもあるんです」と意に介していない...
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米長邦雄九段「これほど愛情のある文章は近頃少なくなった」

将棋マガジン1992年9月号、米長邦雄九段の「第50期名人戦終了 七番勝負を総括する」より。『「死闘」というような言葉はむやみに使ってはならないと思うが、今度の将棋名人戦七番勝負にはたぶん許されるだろう。とりわけ中原誠名人が大逆転した最終局...