奨励会

米長邦雄九段(当時)「野球の優勝ではないが、昇段者にビールをかけようか」

将棋世界1987年12月号、駒野茂さんの「四段誕生のドラマを これから先が本当の勝負だ!」より。 10月19日。第1回三段リーグの最終戦が、東京将棋会館で行われた。 6月24日の第1局目から約4ヵ月。今ここに、その結果が出ようとしている。 ...
観戦記

中原誠名人に圧勝した羽生善治四段(当時)

将棋世界1987年10月号、鈴木宏彦さんの「新人賞・羽生、タイトルホルダーに挑戦・最終局〔羽生善治四段-中原誠名人〕観戦記「羽生、名人も吹っとばして終了!」より。「負けました」 午後3時32分、中原名人が投了を告げた。手数91手、目前には図...
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「将棋の初心」を思い出させてくれる文章

将棋世界1987年8月号、内藤國雄九段の「自在流スラスラ上達塾」より。 手元にある画集を観ている。 特に絵に興味があるわけではないが、美しい絵を観るのは楽しいものである。 中にはわけの分からない絵もあるが、それはそれなりに楽しませてくれる。...
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観戦者を楽しませてくれる魅せる将棋

これぞ、魅せる将棋。将棋世界1987年5月号、内藤國雄九段の「自在流スラスラ上達塾」より。 前回に続いて私の順位戦から取り上げていきたい。 第6戦目、真部七段との一戦。 私はプロレスが好きで、よくテレビを観るのであるが、力道山時代には見られ...
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佐藤康光四段(当時)「恥ずかしい。買いかぶりですよ」

近代将棋1988年2月号、湯川博士さんの「十代、この凄いルーキーたち」の「育ちの良さと将棋のカラさ」より。 ある時将棋雑誌の予想記事に、唐突に佐藤康光という名前を見て、これ誰なんだと思ったことがある。彼は2級の時に父親の転勤にともなって、関...