"村山聖"

観戦記

羽生善治四段(当時)の「タイトルホルダーに挑戦」

将棋世界1987年7月号、池崎和記さんの「新人賞・羽生、タイトルホルダーに挑戦・第2局〔羽生善治四段-桐山清澄棋聖〕観戦記「羽生、『棋聖』も圧倒!」より。  16歳のスーパールーキー羽生の実力がタイトルホルダーにどれだけ通用するかお手並み拝...
観戦記

井上慶太五段(当時)「きょうは勉強のため中飛車を指そうと決めてたんです。それもフウシャ(風車)で……」

近代将棋1987年10月号、伊藤果六段(当時)の第10回若獅子戦準決勝〔井上慶太五段-中田宏樹四段〕観戦記「置かれたままのメロン」より。 「昨年は出来すぎ」と中田は謙遜するが、勝率1位なんて、獲りにいって獲れるもんじゃない。井上は60年度暴...
自戦記

「私にとって幸いだったのは、今回挑戦する相手が、中田功プロである事だった。どういう事かというと…」

近代将棋1987年10月号、田尻隆司アマのアマプロ勝ち抜き戦〔対 中田功四段〕自戦記「プロ変調の一局」より。  本誌のアマプロ勝ち抜き戦は、企画自体大変面白く、また将棋の内容も参考になる好局が多いので、始まった当初よりずっと注目していた。そ...
講座

谷川浩司王位(当時)「だから、私の振り飛車はちょっと変わっているような気がする」

将棋マガジン1987年11月号、谷川浩司王位(当時)の「光速の周辺」より。  板谷八段との棋聖戦、私は飛車を振った。今期5局目の振り飛車である。  たまに、振り飛車を指すと、居飛車との感覚の違いに戸惑う面がある。しかし、反面、将棋がとても新...
インタビュー・対談

森信雄五段(当時)「村山君、身体が弱かったんでね。同僚というか、棋士仲間という感覚で、気ィ遣うたということはありますけど……師匠とか、そういうことやない」

将棋マガジン1990年2月号、奥山紅樹さんの「棋界人物捕物帖 森信雄五段の巻」より。  森信雄プロといえば。もう一つ聞きたいことがある。それは愛弟子・村山聖五段への面倒見の良さである。聞くところによると、病気がちの村山プロをかばい、入院した...