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福崎文吾七段(当時)の穴熊らしい絶妙手

将棋世界1987年1月号、中島一彰さんの第25期十段戦第2局〔福崎文吾七段-米長邦雄十段〕「福崎、伝家の宝刀で連勝!」より。 第1局を袖飛車の趣向で制した福崎、この第2局では、ついにファン待望の伝家の宝刀、穴熊を披露してくれた。(中略) 2...
観戦記

大山康晴十五世名人、63歳での名人戦挑戦

将棋世界1986年6月号、たつの香太さんの第44期名人戦〔中原誠名人-大山康晴十五世名人〕第1局観戦記「中原、イビアナで楽勝!」より。「えらいことが起きるもんだ」 将棋ファンなら誰でもそう思う。 大山康晴十五世名人、63歳である。名人戦史上...
観戦記

村山聖五段(当時)「この一局だけは勝ちたかった」

近代将棋1989年12月号、木屋太二さんの第12回若獅子戦決勝〔村山聖五段-羽生善治六段〕観戦記「羽生のホラー将棋」より。「のこり1分です。30秒……」 村山の手番になると秒読みが開始される。記録係の豊川孝弘三段の凛とした声。「9」で村山▲...
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森内俊之四段(当時)「いえ僕はお茶はどうも……」

近代将棋1989年1月号、武者野勝巳五段(当時)の「プロ棋界最前線」より。「これはこれは武者野先生じゃないですか」「おや滝先生、お久しぶりですねえ。どうですお茶でも」「いいねえ、お茶。先崎先生、櫛田先生、森内先生たちもお茶をご一緒にいかがで...
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佐藤健伍六段の死(1987年)

近代将棋1988年3月号、原田泰夫九段の「元祖三手の読み」より。人生の最後を学ぶ 佐藤健伍五段(追贈六段)死去、12月22日午後9時15分ごろ、世田谷区末廣荘の四畳半のコタツで酒ビール独酌、仰向けになって死んでいた。彼の人徳で各紙が好意的に...