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「郷田の姿勢、手のちょっとしたしぐさには、歌舞伎の女形のような華がある」

将棋マガジン1991年1月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 今、勝ちまくっているのが郷田だ。先崎も「ほとんど負けてないんじゃないかな」と呆れている。「そうかな、はじめは目立たなかったけど」「順位戦を見ているからでしょう。2連敗し...
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昭和最後の日の対局

将棋マガジン1993年3月号、高橋呉郎さんの「蛸島彰子 『続ければ人生』の道のり」より。 女流プロの対局で、いくつか強く印象に残っている場面がある。 たしか山田久美二段が初めて女流王将リーグに参加したころだった。谷川治恵三段とのリーグ戦の一...
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谷川浩司王位(当時)「ひどい将棋を指して、申し訳ありません。それ、詰まないんです」

将棋マガジン1991年1月号、高橋呉郎さんの「谷川浩司 ”怒れる若者”への変身」より。 谷川浩司が史上最年少の名人になってほどなく、3時間以上もインタビューした。この人には、いまだに借りがあるような気がしてしようがない。 当時、私は「週刊文...
棋士のエピソード

「名人、今日のウイークリーはさすがに辛くて見ていないだろう。自分の完敗した将棋なんか見たくないものな。どうだ、見てるか見てないか、千円賭けないか」

将棋マガジン1990年8月号、神吉宏充五段(当時)の「へえへえ 何でも書きまっせ!!」より。 6月3日の日曜日、囲碁・将棋ウイークリーのゲストは米長王将。解説は名人戦の第5局。そう、谷川名人の完敗譜である。 番組が終わって米長王将はこう言っ...
将棋関連新刊書籍

2019年4月将棋関連新刊書籍

2019年4月の将棋関連新刊書籍。(5月以降の新刊)