奨励会

丸山忠久新四段(当時)「読書は嫌いですが、将棋の本、特に詰将棋はよく見ます。あれは、読書というより、図形の問題をやっているようなものですから」

将棋マガジン1990年5月号、駒野茂さんの「三段リーグ&奨励会NEWS」より。昇段者の紹介 丸山忠久新四段は早稲田大学社会学部在学中(1年)。 大学生なら、友達に誘われて色々なスポーツ、趣味をこなすだろうなぁ~、と思って聞いてみたら、「ない...
インタビュー・対談

「将棋の名人になる人には奇跡が起こっているような気がします」

近代将棋1985年3月号、「名棋士と語ろう 大内延介九段の巻」より。聞き手は小杉英夫さん、金子猛雄さん。小杉 大内さんは週刊誌に、木村十四世名人が揮毫した「書」について尋ねたけれども、うまい具合にはぐらかされてしまった、という内容のエッセイ...
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「羽生は、勝負のオニだ」

将棋マガジン1990年5月号、「ドキュメント’90 第48期順位戦最終局」より。 3月6日。C級1組順位戦は大詰めを迎えた。昇級者2名のうち、1名はすでに羽生と決定。残る1名を目指しての争いは、ここまで1敗を保持してきた森下と2敗キープの土...
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「屋敷、井上が決まり、後は中田宏か沼」

印象的な物語のような展開。将棋マガジン1990年5月号、「ドキュメント’90 第48期順位戦最終局」より。 3月13日、C級2組順位戦最終日。この日、56人という大所帯の成績のすべてが決まり、来期の自分の位置が確定する。 棋士の大晦日にたと...
観戦記

「尊敬する棋士は米長邦雄三冠王。スケールの大きなところが好きで、あこがれます。ただこれは将棋のことだけで、米長先生のなにからなにまで好き、ということではありません」

近代将棋1985年1月号、今福栄さんのアマ・プロ勝ち抜き戦〔小林宏四段-小林庸俊都名人〕観戦記「若武者の一騎討ち、アマが制す」より。 さて、この企画の魅力はもちろん、プロ若手棋士とアマ強豪の平手戦の白熱にあるのだが、もうひとつ刺激的な仕掛け...