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羽生善治五段(当時)が大きな自信を得た、NHK杯戦初優勝に結びついた一局

将棋世界2003年7月号、アサヒスーパードライ広告「勝利への躍動 羽生善治竜王名人<五段篇>」より。 大山康晴十五世名人とは、公式戦で8局対戦する機会に恵まれた。実際に対局した大山先生は、盤を挟むと無言の威圧感があり、私は常に緊張した状態で...
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ジンクスとジンクスの勝負

将棋世界1983年2月号、読売新聞の山田史生さんの「第21期十段戦七番勝負終わる 中原、ついに無冠返上”永世十段”を獲得」より。 先の名人戦七番勝負は千日手、持将棋は別にすると全部先手番勝ちだった。ところがこの十段戦ではこれまで全部後手番勝...
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囲いの中に入らない藤井猛九段

将棋世界2003年1月号、河口俊彦七段(当時)の「新・対局日誌」より。 さて、今月はA級順位戦を主に取材したが、いずれもが、挑戦権を狙うグループに入るか、逆に降級を心配するグループに入るかの分かれ目の戦いだ。 第一弾は、青野九段対藤井九段戦...
随筆

鈴木大介八段(当時)の意外な習慣

将棋世界2003年9月号、鈴木大介八段の「一手啓上」より。 最近ふと、過去に自分の残した棋譜を並べ返してみようかと思い立ち、机の中のファイルを取り出してみた。 こう見えても私は、意外にも棋譜だけは、研修会の頃から奨励会までほとんど残している...
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奨励会時代「生意気の見本です」と言われていたことがある棋士

将棋世界2003年6月号、河口俊彦七段(当時)の「新・対局日誌」より。 鈴木大介八段はここであきらめ、△6九銀と打ち、以下詰まされて負けた。(中略) やがて鈴木八段が控え室に来て、自戦解説をはじめた。聞き役は、田中(寅)九段、勝又五段と私と...