棋士のエピソード

石田和雄九段の瞬間芸

将棋世界2005年3月号、日浦市郎七段(当時)の第31期女流名人位戦〔清水市代女流名人-千葉涼子女流三段〕第1局観戦記「明暗くっきりの開幕戦、清水先勝」より。 前夜祭の事である。棋士や主催の報知新聞社、特別協賛のアルゼ(株)、西会津町などの...
自戦記

山崎隆之六段(当時)「そんなに置いて行かないでよ。遠くに行かないでよ」みたいな(笑)

将棋世界2005年1月号、第35回新人王戦決勝三番勝負〔佐藤紳哉五段-山崎隆之五段〕第3局「『西の山崎』といわれたい」より。自戦解説は山崎隆之六段(当時)。 新人王戦二度目の決勝戦。今回の相手は佐藤紳哉五段でした。 佐藤五段はぼくより4つ年...
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真部一男八段(当時)「詰めろを掛けてもいけない」

将棋世界2005年1月号、鈴木輝彦七段(当時)の連載エッセイ「古くて新しいもの」より。 女性観については『論語』にも少ないので、鈴木愚子の経験を。 若い頃、先輩の真部さんに「金と歩しかないのに、5二玉に▲5三歩と打ったら△5一玉と引く女性が...
タイトル戦の食事

第74期名人戦第1局対局場「ホテル椿山荘東京」

羽生善治名人に佐藤天彦八段が挑戦する名人戦、第1局は東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われる。→中継「ホテル椿山荘東京」は藤田観光株式会社の経営。藤田観光は、 WHG事業・・・「ワシントンホテル」と「ホテルグレイスリー」2つのホテルを運...
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行方尚史七段(当時)「これで負けりゃ、こっちも淋しくなるな」

将棋世界2005年1月号、河口俊彦七段の「新・対局日誌」より。 5日の早朝5時、金星と木星の大接近を見た。巨大な二つの星が、指ではさめるくらいに近づいていたのは壮観で、徹夜して粘った甲斐があった。 そして順位戦の取材も、徹夜の後できつかった...