振飛車党の古き良き時代

振り飛車の神様

将棋世界2004年4月号、真部一男八段(当時)の「将棋論考」より。 その久保が、憧れた棋士の一人が大野源一九段だったと何かで読んだ覚えがある。飛車使いの名人と呼ばれ、三間飛車5三銀型からの鮮やかな捌きぶりは、それまでのゆっくりとした、どちら...
振飛車党の古き良き時代

捌く居飛車

将棋世界2004年3月号、内藤國雄九段の特別エッセイ「気になっていたこと 名人の背中」より。 作家で大の愛棋家藤沢桓夫さんが懐かしむような口調でこう言った。「えらいもんや、木村(義雄)さんは名人の背中になっとったなあ…」 「名人の背中って、...
将棋ペンクラブ

将棋ペンクラブ大賞受賞著書一覧

お正月なので、今日は将棋ペンクラブ大賞を受賞した著書の一覧を。1993年著作部門大賞 大竹延「将棋歳時記」(創樹社)1993年著作部門技術佳作1993年著作部門特別技術賞1994年一般部門著作特別技術賞1995年著作部門大賞1995年著作部...
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12年前の書き初め棋士の年賀状(後編)

将棋世界2003年1月号付録、「平成15年 書き初め棋士の年賀状」より。九段 郷田真隆 新しい年への抱負、と考えてみても、ピンと来る言葉が浮かんで来ない。で、私らしく?”独創”としてみた。序盤戦術が著しく進歩した現在、多くの独創、新しい作戦...
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12年前の書き初め棋士の年賀状(前編)

今年は未年。2015年の年賀はがきのひつじはマフラーを巻いて手に編み棒を持っているが、一回り前の未年(2003年)の年賀はがきではひつじが編み物をしている最中の姿が描かれており、「年賀状のヒツジが12年越しで編み物を完成させていた」と話題に...