随筆

弦巻カメラマンが、撮影した若手棋士13人を語る(後編)

近代将棋1990年8月号、弦巻勝さんの「ニューウェーブを撮影して」より。村山聖五段 体力が無いと聞くがそんなところはまったく見せない。 敵、味方をはっきり区別するのは将棋界独特の感覚だがちょっと臆病なところも感じる。体力がそうさせているのだ...
随筆

弦巻カメラマンが、撮影した若手棋士13人を語る(前編)

近代将棋1990年8月号、弦巻勝さんの「ニューウェーブを撮影して」より。 僕が将棋の撮影を本格的に始めたころ、現役のプロ棋士は全員で70人強だったと思う。 当時の奨励会員には現在の谷川浩司名人を始め田中寅彦、高橋道雄、島朗、関西では福崎文吾...
インタビュー・対談

若手棋士(当時)3分インタビュー11本

近代将棋1989年7月号~1990年8月号の「ニューウェーブ」より、3分インタビューのまとめ。「ニューウェーブ」は、若手棋士の日常の姿と3分インタビューで構成されたグラビア記事。13回に渡り連載された。撮影は弦巻勝さん。1989年7月号 森...
随筆

夜の新宿 大人の人情

近代将棋1988年6月号、写真家の弦巻勝さんの将棋写真エッセイ「僕の将棋写真は数万枚」より。 僕は将棋の写真を撮りつづけて13年程になります。初めは対局場に勝手に入って撮っていたわけで怒られて当たり前、注意されないのが不思議という立場でした...
棋士のエピソード

23時の「佐藤君を呼んでみよう」

近代将棋1990年8月号、鈴木宏彦さんの第13回若獅子戦〔中川大輔四段-佐藤康光五段〕観戦記「驚異の8八角」より。 真面目、慎重、無口、研究熱心。これが佐藤の外見的な特徴。だが、決して彼は単なる堅物ではない。 ある夜、羽生竜王や先崎四段が新...