随筆

ある日の塚田研究会の食事会

将棋世界1994年11月号、弦巻勝さんのフォトエッセイ「ぼくのアルバムから」より。 競輪の選手は練習は仕事、レースは集金と言います。 今将棋界では、日に7,8時間の将棋の勉強ではたりないのでは、と言う棋士まで現れています。 そこまで研究しな...
読む

棋譜検索ソフト事始め

近代将棋1991年8月号、故・池崎和記さんの「福島村日記」より。某月某日東京で棋譜検索ソフト「棋譜データベース」の作者、山田剛一郎さん(大手出版社のプログラマー)を囲む会。淡路八段、宮田六段、武者野五段、池崎が出席し、意見交換をする。棋譜デ...
棋士のエピソード

升田幸三九段(当時)「小僧、早く指せ!!」

将棋世界1993年5月号、大野八一雄五段(当時)の16ページ講座「升田式石田流」より。 私が、一番最初に升田先生を見たのは、先生が板谷進八段とA級順位戦を指された日だった。 隣で指されたB1順位戦の花村九段VS内藤九段戦の記録係だった私は、...
棋士のエピソード

記録係が二度代わった対局など

将棋世界1991年11月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 大阪」より。 9月12日、木曜日。この日の対局は6局。私は脇七段と王位戦で、彼とは久しぶりの対局。盤の前によいしょと座ると「うわっ、やっぱり目の前で見たら迫力あるなあ」脇は驚...
観戦記

羽生善治五冠(当時)と読み筋の合う棋士、合わない棋士

将棋世界1994年11月号、先崎学六段(当時)解説、記・野口健二さんの第35期王位戦〔羽生善治王位-郷田真隆五段〕第6局「妥協なき戦い」より。―前期のリターンマッチとなった羽生-郷田戦ですが、同世代の先崎六段は両者をどのようにご覧になってい...