自戦記

森内俊之五段(当時)「将棋史上に残る一手と言われた▲9六歩を羽生五段(当時)に指された時と同じような気分だった」

森内俊之五段(当時)が語る森下卓六段(当時)の将棋の真髄。将棋世界1992年1月号、森内俊之五段の第22回新人王戦第2局〔森内俊之五段-森下卓六段〕自戦記「異次元の将棋」より。 新人王戦の相手に森下六段が決まって、この作戦をたてた。序盤巧者...
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順位戦が終わった夜と早朝のホストクラブ

将棋世界1996年3月号、先崎学六段(当時)の「先崎学の気楽にいこう」より。(昨日のブログ記事の翌々年のこと)1月某日 順位戦で桐谷六段と対戦した。千日手指し直しの末、どうにか勝つことができた。あと二番である。 将棋連盟を出たのは午前2時半...
観戦記

先崎学五段(当時)へのラブレター

先崎学八段が、昨日の竜王戦4組、対飯塚祐紀七段戦に勝って、九段への昇段を決めた(八段昇段後公式戦250勝)。昨日の飯塚祐紀七段-先崎学八段戦、先崎八段(当時)の角交換振り飛車から1図の局面。ここからの先崎八段の指し回しが印象的だった。通常な...
棋士のエピソード

村山聖七段(当時)が優勝したアマプロ早指し戦

将棋世界1994年5月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 in 関西将棋会館」より。 カンキの真面目な話 最近感じることだが、ここ1年ぐらいで将棋を理解する人たちが増えたように思う。 指し方は知らなくても、米長名人が好きだとか、雑誌に...
戦法

藤井猛四段(当時)の右玉・棒金退治

将棋世界1994年3月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 in 関西将棋会館」より。 平藤四段-藤井四段戦はちょっと面白い将棋だった。平藤が変わった振り飛車対策を見せたのだ。それではこれぞ関西!の一局をどうぞ。 さて、6図で平藤は玉を...