内藤九段の名講座(2-2)-振飛車党の古き良き時代(21)

昨日の図より。めまぐるしい交換が繰り返される。

2_2 (1)

△同角▲同飛成△5五角▲7七角

3 (1)

△2二角▲同角成△2八飛

4 (1)

▲7八歩△2二飛成▲5五角

5 (1)

△7三角▲2二角成

6

この交換は、後手2二同角と後手の「取り」から始まり、先手2二角成の「取り」で終わる。

先手からいえば、取られで始まり取りで終わったわけで損得はない。

角の成り込み、飛の持ち駒という結果は先手の攻撃一応成功ということにしておく。

・・・と内藤八段は、例題1を結んでいる。

内藤八段らしい華やかな例題だ。

つづく