内藤九段の名講座(2-10)-振飛車党の古き良き時代(29)

昨日の続きの局面より。

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以下、▲同飛△2四角▲2三歩△同飛▲3五銀△5一角打

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ここから終わりまで、内藤八段の名文が続く。

「勢力としては後手方に銀の参加があり、場合によっては桂までとび出せる。それに引き換え先手は飛角だけで他の応援は望めない。

従ってこの劣勢をおぎなうため先手は様々のテクニックを駆使している。

角切り。歩の打ち捨てから素抜きの味。釘付け等である。この攻防の決着は一体どうなるのか。さらに次の指し手を追ってみなければならない。図は互角のようだが先手歩切れになっていることに注意」

つづく