さすがに13時間も飲んだので、昨日は何もできなかった…
一昨日、NHK杯将棋トーナメント2006年度1回戦の島朗八段(当時)-福崎文吾九段戦の時の控え室の様子をお伝えしたが、今日は、私が書いた二度目の観戦記から、 2005年度準々決勝の森下卓九段-三浦弘行八段戦での控え室の模様を。NHKシリーズ第3弾。
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「今日から高崎市ですね」
控室に入ってきた三浦弘行八段に、制作担当者が声をかける。
この対局の収録が行われた 1月23日、三浦が住む群馬県群馬郡群馬町は高崎市として生まれ変わった。
故・福田赳夫元首相の生地でもある群馬町だが、群馬の三並びの地名は今後見られなくなってしまう。
三浦がコートを脱ぎ終わった頃、森下卓九段が「おはようございます」と元気よく登場。そして、森下がコートを脱いで着席しようとする頃、解説の木村一基七段が「寒いですねえ」と言いながら控室へ入ってきた。 森下と木村が揃えば、控室には会話の華が咲く。
森下が沖縄へ仕事で行った時に、二日間で泡盛を8合飲むことになってしまった話、懐かしのテレビCM、健康問題など森下の話題は幅広い。
一方の木村も負けてはいない。「僕と同年齢の、外見が若かった行方君や野月君も最近では年齢相応の顔しています。でも三浦君は子供の頃と顔がほとんど変わっていません。それにひきかえ僕なんか特に…」
三浦は困ったような照れ臭そうな表情。
賑やかな控室も、スタジオ入りの時間が迫ると会話が止まる。
2分ほどの沈黙の時間。
間もなく「スタジオへお願いします」と声がかかる。準々決勝第3局がこれから始まる。
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この対局は三浦弘行八段が勝った。
対局後の三浦弘行八段の微笑ましいエピソードについては、また後日に。