明日(10月12日)、六本木ヒルズアリーナで囲碁フェスティバルが開催される。入場は無料。
このイベントを行っているのが「IGO AMIGO(囲碁アミーゴ)」という、梅沢由香里女流棋聖が発起人であり代表幹事をつとめるプロジェクト。
梅沢由香里女流棋聖が週刊新潮で連載している「気になる一手」を読んで、「IGO AMIGO」の存在を知った。
「IGO AMIGO」は、梅沢由香里女流棋聖と同年代の棋士、一般社会人で運営されており、20代から30代の若者への囲碁普及をミッションとしてイベントやワークショップなどの活動を行っている。 2006年2月の設立。
企画に始まり、フリーペーパーの発行、スポンサー探しやイベントの集客などまで行っているので、本当に大変なことだと思う。
設立主旨をサイトの「IGO AMIGOとは?」から全文引用してみる。
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囲碁という言葉を聞いてどんな言葉を連想しますか?「おじいちゃん」、「難しそう」、「暗い」、「地味」、「オタクっぽい」…。ネガティブなイメージばかりが思い浮かんできませんでしたか?
そんなイメージがハードルになって、今の若い人の多くは「そもそも自分とは関係がない」、「やってみようとも思わなかった」と思っていると思うのです。
ものすごく魅力的な文化なのに、ホンッットにもったいない…。
若い人にまずは囲碁に対しての興味を持ってもらい、一度でいいからその魅力を体験してもらいたい!そして将来的には子供から大人まで、誰もが街中のカフェとかで当たり前のように囲碁をやっている。そんな風に囲碁を普及していきたい!
そんなことを目標に、若手のエネルギー溢れるプロ棋士、そして囲碁の魅力に取り付かれた若者を中心に、「囲碁普及プロジェクト」が結成。
そして…
囲碁に若さを!明るさを!活気を!どんどん広がる人の輪を!という想いで「IGO AMIGO」とプロジェクトを命名しました。
今後、WEBを中心にみなさんに囲碁に対する興味を持ってもらうためのコンテンツの発信。そして全くの初心者から上級者まで楽しめる囲碁のワークショップを定期的に開催していきます。
IGO AMIGOがきっかけになって、皆さんが「囲碁フリーク」になることを願って…。
2006年2月19日 IGO AMIGO運営委員会
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囲碁のマーケットと将棋のマーケットでは微妙に状況が異なるかもしれないので、将棋で同様のイベントが成立するのかどうかはわからないが、非常に意欲的なことだと思う。
私が20代だったら、誰か女性を誘って六本木ヒルズに遊びに行ってみようかという気になるところだ。
それにしても、将棋ペンクラブも法人格を持たない集まりなので、プロジェクトということになるのか…