石橋幸緒女流王位に清水市代女流名人が挑戦する女流王位戦第5局の対局場は、徳島市「ホテルクレメント徳島」。
JR四国ホテルグループ。
徳島駅に1993年7月にオープンした複合ターミナルビルの上層階に位置しており、客室250室、1500人のパーティが可能な大宴会場をはじめ、結婚式場、プール、レストラン、スカイラウンジなどの豪華なラインナップ。
「温暖な」「穏やかな」を意味する「クレメント」をブランドに、その名の通り“温かいおもてなしの気持ち”を大事にしているホテル。
顧客満足度も高いようだ。(→楽天トラベルお客さまの声)
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2006年以来女流王位戦は、石橋幸緒女流王位と清水市代女流名人の闘いが続いている。
この4年間の両者の女流王位戦での地域別勝敗を調べてみた。
石橋女流王位から見て
北海道3勝1敗
兵庫県2勝2敗
福岡県1勝2敗
徳島県0勝3敗
東京将棋会館2勝0敗
愛知県1勝0敗
長崎県0勝1敗
北海道では石橋幸緒女流王位の勝率が高い。(1敗は第2局の反則負け)
一方、今日対局が行われる「ホテルクレメント徳島」では、現在のところ石橋女流王位の0勝3敗。
対局場と勝敗には因果関係はないと思われるので、このへんで石橋女流王位も「ホテルクレメント徳島」で1勝をあげておきたいところ。
昨年の竜王戦第7局では、それまで渡辺明竜王にとって0勝3敗だった天童温泉「ほほえみの宿 滝の湯」で渡辺明竜王が勝って、竜王を防衛している。
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石橋女流王位のタイトル戦での勝敗傾向を分析すると、以下の顕著な傾向がある。
- タイトルを防衛あるいは奪取するときは3勝2敗(1999年女流王将戦とこの2年の女流王位戦の三回)
- タイトルを防衛できなかった、あるいは奪取できなかったときは1勝3敗または0勝3敗(七回)
石橋女流王位のフルセット最終局での勝率は10割(3勝0敗)で、勝負強さをみせている。
一方の清水市代女流名人の5局制フルセット最終局の対戦成績は4勝7敗。
しかし、清水女流名人の今期の女流王位戦での勝敗パターンは●○○●と、今期、矢内理絵子女王から女流名人位を奪取したときの勝敗パターンとここまで同じ並び。
このへんも今日の見所になると思う。
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それにしても、最終局というものはハラハラする。