「聖の青春」を数年振りに読んでみた。
村山聖九段の鬼気迫る生き方と、師弟愛、家族愛が胸を打つ。
「聖の青春」を読むのは二度目だが、森信雄七段のブログを愛読するようになってから読んだ今回は、はじめて読んだ時よりもインパクトが強かった。
ブログから森信雄七段の暖かさ、人間味が伝わってきているので、作品の中の森信雄七段への思い入れがより一層強まったことが、その理由だと思う。
2001年に放送されたTBS系テレビドラマ「聖の青春」では、小林稔侍さんが森信雄七段役を演じている。
絶妙なキャスティングだが、年齢的に森七段よりもかなり上になるので、今の時代であれば小日向文世さんが適役かもしれない。
小日向文世さん(男性俳優)は数年前のフジテレビ系「佐賀のがばいばあちゃん」で、涙が出るほど心の暖かい先生役を好演していた。
聖(さとし)の青春 (講談社文庫) 価格:¥ 680(税込) 発売日:2002-05 |
ところで、関西将棋会館の傍、JR福島駅ガード下の「更科食堂」は、森信雄四段(当時)と村山聖少年が毎晩のように二人で夕食を食べた定食屋であり、村山聖九段が羽生善治名人を夕食に誘って一緒にサンマ定食を食べた店でもある。
正式店名は「更科福島駅店」。東京で「更科」といえば蕎麦屋になるが、定食メニューが多い店なのだと思う。
行く機会はなかなかないが、是非とも行ってみたい店だ。