2009年の天河戦と日レスインビテーションカップ、ともに決勝まで勝ち進んだ、成田弥穂 前女子アマ王位の最新情報が、仙台の「杜の都 加部道場」の掲示板に書かれていた。
成田さんは、昨日行われた高校選抜宮城県大会の女子個人の部で優勝。
宮崎県で行われる全国大会に出場することになった。
高校受験のため、この半年間は将棋から遠ざかっていた成田さんであるが、5月22日のマイナビ女子オープンチャレンジマッチに向けて、勢いをつけたことになる。
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成田さんが入った高校は仙台二高。
宮城県はほとんどの高校が男女別学だったので、一瞬目を疑ったが、調べてみると、2007年から宮城県の県立高校は全て共学になったらしい。
30年以上前の宮城県の高校生だった私からすると、驚愕の出来事だ。
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仙台二高は、県内で東北大学や東大への進学者が最も多い高校。
以前は仙台一高がそうだったが、学区制になってから仙台二高のほうが多くなった。
制服はない、というか服装が自由。
成田さんも、里見香奈女流二冠と同様、対局時の服を何にしようか高校生にして悩むことになる。
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実は、、仙台二高は、私が受験して落ちた高校だ。
私が将棋を覚えたのは小学3年頃で、最初に本格的に将棋に夢中になったのが中学2年から中学3年までだった.
ところが、将棋をやり過ぎて勉強がおろそかになったのか、第一志望の高校を落ちて、私立のミッションスクールへ入学することになった。
落ちたこと自体は心の中で引きずらなかったが、それでもショックだったのか、自然に将棋とは疎遠になり興味も失ってしまった。新聞の観戦記を見ることもなくなった。
大学に入ってからも、人に誘われて小さな将棋大会に一度出たことはあるものの、将棋にはほとんど縁のない生活だった。
社会人になってからも同様で、仕事や酒や綺麗な女性が将棋との縁を更に遠ざけた。
私の中で将棋が趣味として復活するのは1987年頃のことになる。
このへんの思い出話は、気が向いたら将棋ペンクラブ会報に書こうと思っている。