マイナビ女子オープンチャレンジマッチ出場選手

第4期マイナビ女子オープンチャレンジマッチ(予備予選)出場選手が発表された。

第4期マイナビ女子オープンチャレンジマッチ(予備予選)出場選手一覧 

アマチュアからは55名。素晴らしい人数の集まり方だと思う。

私は、アマ女流界には詳しくないので、ちょうどいい機会だと思い、各出場選手の実績を調べてみた。

非常にいい大会になると思う。

(敬称略。最新の情報でない場合はご容赦ください)

相川春香(東京)2007年全国中学生選抜将棋選手権大会準優勝

秋篠貴子(東京)2009年アマ女王戦Bクラス入賞

浅野法子(大阪)2008年大阪日日新聞杯争奪ふるさと将棋大会B級準優勝

芦澤加奈子(静岡)社会人リーグ参戦

飯田梨絵(埼玉)2010年女流王将戦出場

石黒ちか子(神奈川)2007年女流アマ名人戦Aクラス優勝

大久保歩(神奈川)2008年アマ女王戦Bクラス2位

大橋玲子(神奈川)2007年女流アマ名人戦Cクラス優勝

小川詩織(新潟)2009年高校将棋新人戦全国大会準優勝

小澤あざ美(神奈川)2006年女流アマ名人戦Cクラス優勝

小澤望(東京)2009年関西学生将棋連盟女流名人戦3位

小田切葉月(東京)2008年小学生女流将棋名人戦・東京大会3位

甲木あつ子(神奈川)2008年アマ女王戦Bクラス入賞

加藤まどか(神奈川)2009年マグロ名人戦レディースの部2位

鎌村ちひろ(神奈川)2008年マグロ名人戦レディースの部2位

北村桂香(京都)2010年関西アマチュア女流将棋名人戦準優勝

木村真理子(栃木)2004年学生女流名人戦出場

倉林薫子(神奈川)2008年女流アマ名人戦Cクラス優勝

是安真理子(埼玉)1986年女流アマ名人

今花暢(東京)元関東女流学生名人、北千住子供将棋教室講師

里見咲紀(島根)里見香奈女流二冠の妹さん

新藤春実(群馬)2008年小学生女流将棋名人戦・全国大会3位

鈴木節子(東京)2007年アマ女王戦Bクラス入賞

鈴木悠子(東京)2010年学生将棋選手権ガールズクラス優勝

鈴木里沙(東京)2007年女流アマ名人戦Aクラス3位

諏訪景子(大阪)観戦記者・ネット中継記者、2008年女流アマ名人戦Aクラス準優勝

瀬戸川智香(長崎)昨日の1dayトーナメント”GSPカップWest”で準優勝

相馬美咲(愛知)2006年アマ女王戦Aクラス3位

高柳理沙(東京)2009年所司一門祝賀将棋大会子供・女性クラス優勝

竹内幸代(東京)レディースオープン・トーナメントアマ代表3回

多々納光(東京)2005年アマ女王戦C1クラス3位

多田羅三枝子(東京)LPSA女子アマ団体戦参戦

多部美佐恵(東京)早稲田大学将棋部出身

田村真理子(東京)期待の新星

塚田恵梨花(東京)2010年アマ女王戦Bクラス2位

永井さくら(埼玉)2007年女流アマ名人戦Cクラス準優勝

中澤沙耶(愛知)2009年女子アマ王位戦名古屋代表

波河久美子(東京)2002年東京チャンピオン戦D級優勝

成田弥穂(宮城)前女子アマ王位

橋本智佳子(東京)2009年女子アマ王位戦東京大会準優勝

長谷川優貴(兵庫)2010年関西アマ女流名人戦3位

畑中さゆり(埼玉)2010年女流王将戦出場

東芙希(東京)2006年女流アマ名人戦Aクラス準優勝

平井奈穂子(東京)社会人リーグ参戦

平野智子(神奈川)期待の新星

藤井敬子(東京)2009年1dayトーナメント「GSPカップ」優勝

前島直美(神奈川)LPSA女子アマ団体戦参戦

室谷早紀(大阪)2009年関西学生女流名人

山口絵美菜(宮崎)2008年宮日女流王位戦優勝

山口真子(大阪)2009年学生女流名人戦準優勝

山根ことみ(愛媛)2009年小学生女子名人四国代表

頼本奈菜(東京)2008年U-18将棋スタジアムガールズクラス準優勝

和田あき(埼玉)2009年駒姫名人

渡部愛(北海道)LPSAツアー女子プロ

和田はな(埼玉)LPSAキッズスクール生徒、和田あきさんの妹さん  

将棋ペンクラブ関西交流会のお知らせ

5月4日(火)に将棋ペンクラブ関西交流会が行われますので、ご案内いたします。

会員でない方の参加も大歓迎です。

日時:5月4日(火)13:00~17:00

場所:関西将棋会館4階

・自由対局、リレー将棋、指導対局など

・参加者全員に棋書や色紙などが当ります

会費:2,000円(賛助会員は無料)

※懇親会は17:30より、会館近辺の居酒屋で別会費で行われます。

※東京からは、木村晋介最終選考委員、湯川博士統括幹事が参加します。

[E:shine]16:30から木村家べんご志(木村晋介弁護士)の落語もあります。

5月22日(土)に行われる関東交流会については、後日ご案内いたします。

奇妙な夢

4月28日の早朝に見た夢。

私は、一般民家風の木造の建物の中にいた。

畳敷きのやや広い部屋だった。

そうすると、なぜか渡辺明竜王が家に入ってきた。

「棋聖戦の挑戦者決定戦の最中なのに大丈夫なんですか?」

と、私が聞いた。

「ええ、今は休憩時間で、ここから連盟まですぐですから」

そうか、この家は千駄ヶ谷にあるのか、と私は思った。

部屋の中では、これから飲み会が始まるのか、渡辺竜王にワインを勧める人がいた。

「渡辺竜王は大事な対局の最中ですから、ワインはちょっと…」

と、私がその人のことを押しとどめると、間もなく渡辺竜王は、対局に戻っていった。

ふと見ると、バトルロイヤル風間さんが、コタツの中で眠っている。

そこからシーンは変わって、ピーター(池畑慎之介)が目の前にいた。

若い感じの女性十名くらいを整列させて、何かを話していた。

どんな女性がいるのか見てみなきゃ、と思った瞬間に、目が覚めた。

起承転結がしっかりとしている夢などは滅多にないので、夢というのはもともと奇妙なものばかりなのかもしれないが…

しかし、昨日の棋聖戦挑戦者決定戦で、渡辺明竜王が深浦康市王位に敗れてしまった。

夢の中で、私が変に止めたりせずに、あのままワインを飲んでもらっていれば渡辺竜王が負けなかったのではないかなどと、今、私はとても気にしている…

深夜特急(itumonさん)

私は、itumonさんのtwitterをいつも拝見している。

中継での指し手の解釈、戦法の解説や、ネットで公開されている普通では気がつかないような最新情報を伝えてくれているのが、とても有り難い。

そのような私が、さっき知ったことだが、itumonさんがブログを開始していたようだ。

何かテーマがあった時だけの更新頻度のようだが、見逃せないと思う。

itumonさんのブログ

更に、itumonさんのtwitterで知ったことだが、朝日新聞の記事の紹介で、羽生善治名人のお勧めの本の一つは、沢木耕太郎さんの『深夜特急』(新潮文庫)だという。

この本は私も大好きだった。

ハードカバーの第3巻がなかなか出なかったので、当時はかなりの飢餓感に襲われたものだ。

若い頃、女性に「死ぬほど絶対に面白い本を教えて」と聞かれた時、阿刀田高の初・中期の多数の作品と、司馬遼太郎の「坂の上の雲」「項羽と劉邦」「関ヶ原」、沢木耕太郎「深夜特急シリーズ」を紹介した。

どうも、女性には司馬遼太郎は受けないようで、愛媛県出身の素敵な女性に「坂の上の雲(1)」を進呈したが、途中で読むのをやめてしまったようだ。

中国の素敵な女性にも「項羽と劉邦」を勧めたが、漢字が日式で難しいので、読みづらいということだった。

そういう中で、女性に最も、間違いなく受けたのが「深夜特急シリーズ」だった。

本も完璧だが、1996年から年に1回ペースで3回に渡ってテレビ朝日系で放送された「劇的紀行 深夜特急」も最高だった。

デリー(実際には香港がスタート)から乗合バスだけでロンドンへ向かうという、沢木耕太郎の実体験紀行文。

主演は大沢たかお。

音楽も良かった。主題歌は井上陽水の「積み荷のない船」。

私は井上陽水には興味がないほうなのだが、この時の音楽は、映像とマッチしていて感動だった。シンガポールでの夕陽が沈み行くシ-ンで、この曲が流れたときは悲しい訳でもないのに涙が出た。

映画の「ニュー・シネマ・パラダイス」と同様、悲しいシーンでもないのに泣けるというのは、極めて上質な映像といえる。

↑有名ではない頃の、松嶋菜々子が出てくる。
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ゼニになる将棋(後編)

1974年度A級順位戦、升田幸三九段(先)-大山康晴九段(棋聖)戦の最終回。

東公平さんの「名人は幻を見た」、ゼニになる将棋より。

(太字が東公平さんの文章)

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7_2

升田九段からの詰めろに対し、大山棋聖が△1二角と打った局面。

終盤に近いので駒割りは意味がないかもしれないが、この局面で升田九段の飛車損。

以下、▲2五銀△2四歩▲1四角成△2二玉▲2四銀△同銀▲同馬△2三歩▲4二馬…と進む。

8

午後九時半になっている。升田は口をきかなくなった。大山は扇子をせわしなく動かしている。

いま△2五歩で升田のヤリを押さえつけ、大山の受けは成功したかに見えた。

ところが、▲2五同香△同銀の時、▲1六歩と突いたのが絶妙の一着で、升田は容易に指し切らないのである。

△1六同歩とすれば▲1四歩△同銀▲2四金の筋である。

考え込む大山。

モウモウと煙を出してタバコをふかす升田。

火がついたままのを灰ザラにほうり込む。それを大山が、湯のみをとりあげて、残りの茶をブシュッとかけて消す。

十二分考えて△8二飛。升田一分で▲1五歩。二枚替えでも、直後に▲8二飛を打てるからかまわん、と。大山小首をかしげ、△3一歩。打って、「ほんとに、ゼニになる将棋いう感じやなア」と観戦者に笑い顔で話しかけ、緊張(自身の)をほぐす。

以下、▲1四歩△3二歩▲1三金と進む。

(中略)

どちらも疲れ切っているようだった。大山は残り時間に追われはじめた。升田は必勝形をつくり上げた余裕で、冗談をいう。

「私はいくら使いました?」

「はい…三時間と…三十四分です」

「そんなに使いましたか。ああ、升田も老いたり!」

(中略)

午後十一時四分前に大山は投了した。会釈して「負けですね」といった。

「うん」

「途中で…一度切れてると思ったけどなあ」

「ぼくも、寄せをやり損のうとるよ。あとは闘志で指した」

「なんかあったな、あそこで」

感想戦は小一時間行われた。

(以下略)

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升田-大山戦を見ると、名局は二人で創り上げていくものということが実感できる。