日本将棋連盟のサイトに掲載された「2010年獲得賞金・対局料ベスト20」を見ての直感的雑感。
通常の私なら、変な足し算・引き算をして分析を行うのだろうが、今回は単純に見た感想を。
- 羽生善治名人は王将位を手放したが、対局料が298万円上がっている。これは朝日杯優勝と竜王戦挑戦が大きいのかもしれない。
- 渡辺竜王は635万円のアップ。B級1組とA級の差はもっと小さいと思うので、棋王戦などでの活躍も影響しているのかもしれない。
- 久保利明二冠は、王将獲得とA級昇級などで1488万円のアップ。
- 森内俊之九段は1042万円のアップ。いろいろな棋戦で勝ち星をあげているのだろうが、もの凄い地力だと思う。
- 佐藤康光九段はA級からB級1組になったものの、330万円のアップ。やはり凄い地力だと思う。
- 深浦康市九段は1691万円のダウン。王位を手放したことによるものと思われる。
- 広瀬章人王位は、王位を獲得などして1368万円のアップ。
- 三浦弘行八段は1252万円のアップ。名人戦挑戦が大きい。
- 郷田真隆九段は1030万円ダウン。前年の名人挑戦分が無くなった影響と思われる。
など。
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バトルロイヤル風間さんの新規似顔絵、大山康晴十五世名人編。
3月発行の将棋ペンクラブ会報に、いずれかの作品が掲載される予定だ。