2011-03

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羽生名人の初著作

羽生善治名人の初著作は1991年に発行された「ミラクル終盤術」。将棋マガジン1988年1月号から連載された「寄せの構図」を転載したもので、全部で15章。本論に入る前の、各章の冒頭の羽生五段の文章が興味深い。18歳の頃の羽生名人の感じ方と日常...
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写実派の将棋と印象派の将棋

棋士の棋風を絵画の画風に置き換えたら、という話。近代将棋2003年9月号、団鬼六さんの「鬼六面白談義」より。 待合・千代田で近代将棋の新しいA級順位表を見たのだが、新たに久保利明と鈴木大介が加わった。めでたいことである。二人とも奨励会時代よ...
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久保利明二冠の師匠への恩返し

本当の意味での、師匠への恩返し。近代将棋2003年9月号、故・池崎和記さんの「カズキの関西つれづれ日記」より。6月某日 シーサイドホテル舞子ビラ神戸で「久保利明八段昇段祝賀会」。 久保さんは東京に住んでいるが、もともとは関西出身の棋士だ。「...
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上海の藤井猛竜王

藤井猛九段の気さくさと、森内俊之九段の気配り。近代将棋2001年3月号、マジシャン小林恵子さんの「上海将棋観戦旅行」より。 最新四間飛車を求めて、上海で行われた竜王戦第1局(藤井猛竜王-羽生善治五冠戦)の海外対局を観戦しにきた私ですが、現地...
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全く正反対の天才二人

全くタイプが異なる同時代の二人の天才。ちょうど180度違うと言っていいかもしれない。-----近代将棋2001年1月号、青野照市九段の「実戦青野塾」より。 同じくらいの才能を持ちながら、まったく正反対の方向へ進む二人というのは、どの世界にも...