羽生善治五段(当時)が飛び入り参加したカラオケ大会

将棋世界1989年1月号、グラビア「関東奨励会旅行スナップ」より。

 11月12日からの二泊三日で、関東奨励会員の旅行が行われた。現役棋士や幹事、女流の高群さんなど参加は約50人。往路はバスで山寺を巡って天童着という強行軍。夜は夜でゲームに興じて朝を迎えるツワモノもいて、日頃の体力不足?を補っていました。

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この時の山寺山門前での記念写真が下の写真。(将棋世界1989年1月号掲載)

既に日が暮れて、本堂まで登ることはできず、ホッとした会員もいたという。

写真: DSC_0130

前列左から、高田尚平三段、佐藤秀司三段。その右側が郷田真隆三段かもしれない。前列一番右は中井広恵3級、その左が高群佐和子女流初段。(段級位は当時)

複数の人が手に持っているのは、山寺名物の力こんにゃく(醤油出汁で煮込んだ温かい玉こんにゃく)。

最後列で力こんにゃくの串を高く掲げているのは豊川孝弘三段。

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旅行の二日目、11月13日に天童市で「将棋の日」イベントが行われており、イベントに出演した羽生善治五段(当時)が当日の夜に奨励会旅行の宴会場に顔を出している。

将棋世界同じ号の萩山徹さんの編集後記より。

 天童で行われた「将棋の日」の催し、既に放映されたので、ご覧になった方も多いことでしょう。

 その取材に行ったのですが、往きは奨励会旅行のバスに便乗して天童入り、二泊しました。二日目の夜は奨励会旅行恒例の宴会で、昼間の催しに出演した羽生五段も参加。

 幹事の滝六段の「8時まで帰ることはまかりならぬ」という声で、早速カラオケ大会が始まりました。美声、珍声といろいろ…。

 指名に応えて、羽生五段も歌を披露したのですが、まだこちらの方は師匠に及ばないようです。

写真: DSC_0126

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奨励会幹事の滝誠一郎六段(当時)の「8時まで帰ることはまかりならぬ」は、自分の部屋へ戻ることは20時までまかりならぬ、という意味。

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羽生善治五段(当時)が何を歌ったのか興味深いところだが、”マイク二上”と呼ばれた師匠の二上達也九段の歌唱力には達していなかったということだろう。

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それにしても奨励会旅行、面白そうだ。