第33回将棋ペンクラブ大賞贈呈式および受賞者トークショーの見どころ

将棋ペンクラブ大賞オンライン贈呈式の見どころを、受賞者のご紹介を通しながらご案内したいと思います。

〔式次第・配信内容〕
○開式の挨拶・将棋ペンクラブについて(5分)
○転換(書評紹介)
○贈呈式&受賞者の挨拶(30分)

贈呈式では、将棋ペンクラブ大賞受賞者によるスピーチが名物です。

  • 最初にスピーチをしていただくのが、観戦記部門大賞を受賞された椎名龍一さん。
    椎名さんは、プロボウラーの資格を持たれています。まだまだお若いのですが今回の大賞受賞を「人生も終盤、海底でラス牌を自摸って和了した役満のような」と書かれています。
    また、椎名さんは、週刊将棋や近代将棋などでスカ太郎というペンネームで様々な面白いコラムを書かれていました。
    観戦記者の方のスピーチを聞くことができるのも、将棋ペンクラブ大賞贈呈式ならではのことです。スカ太郎さんの名作から→「あ、どうも。佐藤です」
  • 二番目にスピーチをしていただくのが、1973年から2020年までの木村一基九段が描かれた感動の著作『受け師の道 百折不撓の棋士・木村一基』で文芸部門大賞を受賞された東京新聞記者の樋口薫さんです。
    樋口薫さんが受賞の報せを受けたのが木村一基九段が臨む王座戦挑戦者決定戦の前日。樋口さんが木村九段に御礼を伝えようと電話をした時にそのことを思い出し、数コールで切ってメールでの報告とされたそうです。しばらくして木村九段から丁重な返信が届いたということです。とはいえ、この報告が対局に何らかの負の影響を与えたりはしないだろうかと(対局前日の調整の時間を削ってしまったのではないかなど)樋口さんは心配をされていたということです。将棋担当記者の方のスピーチを聞くことができるのも、ペンクラブ大賞贈呈式ならではのことです。
  • 三番目にスピーチをしていただくのが、『現代将棋を読み解く7つの理論 (マイナビ将棋BOOKS)』で技術部門大賞を受賞された、あらきっぺさんです。あらきっぺさんは森信雄七段門下で2016年に三段で奨励会を退会されています。
    あらきっぺさんの10月発売の新刊『終盤戦のストラテジー (マイナビ将棋BOOKS)』は、本日時点でAmazon売れ筋ランキング(将棋)2位。「あらきっぺの将棋ブログ」では、最先端の戦型や傾向など非常にわかりやすく解説されており、読んでいるうちにあっという間に時間が過ぎてしまうほどです。
    あらきっぺさんが重きを置いているテーマが、プロレベルのプレーヤーであれば無意識のうちに身に着けている概念を分かりやすく伝える「概念の言語化」です。あらきっぺさんは関西にお住まいですが、贈呈式の日は東京に来ていただけます。
  • 四番目にスピーチをしていただくのが『将棋「初段になれるかな」大会議』で文芸部門優秀賞を受賞された高野秀行六段、岡部敬史さん、 さくらはな。さんです。
    岡部さんが地元・経堂の居酒屋で行くところ行くところが高野六段(岡部さんご子息が高野六段の教室に通っていました)の行きつけの店で、それで一緒に飲むようになったことが級位者向けの本を作るきっかけとなりました。そして、漫画を描いてくれる人も一緒にということで、さくらはな。さんが招聘されました。
    贈呈式の後のトークショー「『なれるかな会議』の裏側」では、さくらはな。さんが「会えば必ずお酒ばっかり飲んでいる」と語るお三方による楽しいお話が、経堂から将棋ペンクラブ大賞贈呈式&受賞者トークショーに場を移して展開されます。
  • 五番目にスピーチをしていただくのが、特別賞を受賞された株式会社文藝春秋の、文春オンライン編集部・池澤龍太さんと『Sports Graphic Number』編集部・寺島史彦さんです。
    文春オンライン編集部・池澤さんは受賞のことばの中で「取材をしていると、応援したい棋士が増えて大変」と書かれています。池澤さんが文春オンライン「観る将棋、読む将棋」を立ち上げたのが2018年11月。以来、多くのファンの方に喜ばれる記事が次々と届けられています。
    Number編集部・寺島史彦さんは将棋が大好きで、何度か会議で将棋の企画を提案し、Numberの将棋特集(Number(ナンバー)1010号「藤井聡太と将棋の天才」)の実現に結び付けられました。寺島さんは受賞のことばの中で「将棋は間違いなく面白いものを作ることができるテーマ。だからこそ徹底したのは奇をてらわず正攻法で作るということ」と書かれています。
    贈呈式の後のトークショーの二番目が「タブーなし!文春に聞きたい5つの質問!」。文春オンライン編集部・池澤龍太さんとNumber編集部・寺島史彦さんに、聞き手の高野秀行六段が鋭い攻めで迫ります。文春への質問も募集しています。(お申込み時に申込みフォームで記入できます)

※なお、当日は、上地隆蔵様、奥泉光様がご都合により欠席となります。

○転換(書評紹介)
○トークショー①(30分)
「『なれるかな会議』の裏側」
出演:高野秀行六段 × 岡部敬史様 × さくらはな。様
○転換(書評紹介)
○トークショー②(30分)
「タブーなし!文春に聞きたい5つの質問!」
出演:文春オンライン編集部・池澤龍太様 × 『Sports Graphic Number』編集部・寺島史彦様
聞き手:高野秀行六段
※文春への質問も募集しています。(お申込み時に、申込みフォームで記入できます)
○閉式の挨拶(5分)
※合計120分予定。当日の進行状況より、前後する可能性があります。

○お申込み方法

  1. こちらの申込みフォームからお申込みください〔11月2日(火)23:59まで〕→第33回将棋ペンクラブ大賞オンライン贈呈式申込みフォーム
  2. 参加費をお振込みください〔11月2日(火)23:59まで〕
    ■銀行名:PayPay銀行
    ■店番:002
    ■預金種目:普通
    ■口座番号:2038267
    ■口座名:ホシノ ユタカ
    (郵便振替、ゆうちょ銀行へのお振り込みも可能です。口座番号等については将棋ペンクラブホームページをご覧ください)
  3. 11月4日(木)〜11月5日(金)中にYouTube LiveのURLをメールでお送りします。当日は、お送りしたURLをクリックして、ご覧ください。

※お申し込みくださった方の中から、抽選で10名様に棋士の直筆色紙をプレゼントさせていただきます。当選者には、追ってご連絡を差し上げます。
※11月2日(火)23:59までにご入金が確認できない・ご連絡が取れない場合は、キャンセル扱いとさせていただきます。
※お申し込み後のキャンセルはできませんので、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
※その他の詳細については、将棋ペンクラブホームページでご確認ください。