今日は、NHK将棋講座最新号の発売日。
◯表紙は、藤井聡太竜王・名人のイラスト。
◯「わが道をゆく 梶浦宏孝七段」。文は内田晶さん。
将棋を覚えた頃、小学卒業直前の、後に師匠となる鈴木大介九段との運命の出会い、奨励会級位者時代に永瀬拓矢三段(当時)の研究会に入ったこと、奨励会1級の時の振り飛車党から居飛車党への転向、三段時代、四段昇段以降のこと、AIとの付き合い方などについて語られています。
○講座「剛腕!康光流バーディー振り飛車」の2月のテーマは、「逆転!自玉は手厚く敵玉は薄く」。
居飛車側の△4三角に対し、振り飛車側が自陣角で対抗する戦い。第74回NHK杯戦、佐藤康光九段-西尾明七段戦が題材となっています。かなり激しい戦いです。
「舞台裏のカフェテラス」では、新将棋会館のこと、番組内での質問のさらなる深堀りなどが話されています。
◯後藤元気さんの「渋谷系日誌」は、日本将棋連盟フットサル部の活動休止について。イベントや対局が増えてきて、日程が合わず参加者が少なくなってしまったことが原因ということです。サッカー部時代から休止の期間もあったようなので、再開の可能性はあると考えられます。
○段・級位認定 次の一手問題
○おたよりの広場
○女流棋士のよもやま話(第70回 森本理子女流2級)は、「将棋教室」。
森本女流2級が子どもの頃から通っていた「ふみもと将棋教室」についての思い出。今でも対局に勝つと、文本さんからお祝いのメッセージがあるそうです。
○「LPSA cafe Minerva」(第71回 船戸陽子女流三段)は、「ピアノ」。
何十年かぶりに再開したピアノ。最後の4行が、とても印象的です。
○「将棋記者のヒソヒソ話」は雨宮知典さんの「自分より強い人は何人いるか」。
雨宮さんが学生時代の、電車内での面白い話です。
○「重箱のスミ」クイズ
○付録は「将棋ダイアリー 2月」。毎日毎日、その日に将棋界で何があったか、棋士の誕生日など、非常に面白い企画です。1年分を書籍にしてほしいものです。
〔NHK杯戦観戦記〕
◯2回戦第15局 冨田誠也五段-澤田真吾七段
「反省」 自戦記:冨田誠也五段
◯2回戦第16局 横山泰明七段-永瀬拓矢九段
「人柄とは正反対の将棋」 観戦記:私
◯3回戦第1局 小山怜央四段-藤本渚五段
「隙なく雁木らしく」 観戦記:小田尚英さん
◯3回戦第2局 藤井聡太竜王・名人-澤田真吾七段
「それぞれの道」 観戦記:君島俊介さん
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今月号には私が書いた観戦記(横山泰明七段-永瀬拓矢九段戦)が掲載されています。
両対局者の共通点、感想戦の模様、横山七段の▲2一角の背景、横山七段が厳しい表情をした時に何を考えていたかなども盛り込んでいます。
NHK将棋講座2025年2月号、ぜひご覧ください。