末席幹事

将棋雑文

石橋幸緒女流王位防衛

女流王位戦第5局が、昨日あったことをすっかり失念していた。帰宅して、棋譜手順より先に結果を知ってしまったが、結果を知っていても、見ていてハラハラドキドキするような将棋。以前にも書いたが石橋-清水戦というのは、両者の相性というか、面白く緊張感...
訃報

デイブ平尾四段逝く

将棋が大好きだったデイブ平尾さんが、亡くなられました。音楽のブログでは、昨日このことを書いたのですが、今日はこちらで書きたいと思います。 私は、デイブ平尾さんが六本木で「ゴールデンカップス」というライブハウスを経営している頃、二度ほど将棋を...
振飛車党の古き良き時代

内藤九段の名講座(2-11)-振飛車党の古き良き時代(30)

昨日の続きの局面より。 ▲2四銀△同角▲4六角△3三銀▲3六歩 ▲3六歩は妙な感じのする手だが、△2二飛と引かれ△4六角と来られると、後手の有利な形で飛車交換となるので、▲3五まで歩を突いて、それを避けようという狙い。 以下、△4五歩▲5七...
振飛車党の古き良き時代

内藤九段の名講座(2-10)-振飛車党の古き良き時代(29)

昨日の続きの局面より。 以下、▲同飛△2四角▲2三歩△同飛▲3五銀△5一角打 ここから終わりまで、内藤八段の名文が続く。 「勢力としては後手方に銀の参加があり、場合によっては桂までとび出せる。それに引き換え先手は飛角だけで他の応援は望めない...
振飛車党の古き良き時代

内藤九段の名講座(2-9)-振飛車党の古き良き時代(28)

将棋世界、昭和46年12月号、内藤国雄八段の中級向け講座「駒の交換」より。 ▲2四歩△同歩▲同角△2二飛に▲2五歩と打った局面。 居飛車対振飛車戦で、よく出てきがちな形。この後、居飛車が猛烈に苦しくなる。後手の次の一手は△3五歩。 「後手、...