読む 羽生善治名人(当時)「A級順位戦の開始から名人戦終了までの一年間は苦しかった。しかし、このように大勢の人に集まっていただいて報われました」 将棋マガジン1994年10月号、グラビア「第52期名人就位式」より。 第52期名人戦七番勝負を4勝2敗で制し、新名人となった羽生善治名人の就位式が、8月8日、東京・文京区の「椿山荘」で行われた。 この就位式は一般ファンにも公開され、約500... 2020.08.26 読む
読む 行方尚史四段(当時)「羽生さんの世代に続くのは僕だ、とアピールするいい機会だと思います」 将棋世界1994年9月号、「第7期竜王戦」より、決勝トーナメントに出場する11人と佐藤康光竜王のコメント。(タイトル・段位は当時) 佐藤康光竜王 今回は若手が入っているという印象です。本命は羽生さん、対抗は一応森内さんに。米長先生、高橋さん... 2020.08.25 読む
観戦記 「前夜のパーティーでも女性ファンの姿がかなり目立った。将棋界も様がわりして来たわけで、羽生、郷田の存在は将棋界に明るい未来を予感させてくれる」 将棋世界1994年9月号、高林譲司さんの第35期王位戦七番勝負第2局〔郷田真隆五段-羽生善治王位〕観戦記「燃える真夏の戦い」より。 ものごとには何でも始まりがあるというが、今回それを実感した。 対局日の前日、対局室と盤駒の下見をするのがタイ... 2020.08.24 観戦記
随筆 「あの人たち、よっぽど将棋が好きなのねえ」 将棋世界1994年9月号、東公平さんの「シナモノエッセイ 窓」より。 対局室の窓とくれば真っ先に思い出す昔話。「九段戦」で大山康晴名人と原田泰夫八段の対局が湯河原の「桃山」という、お座敷てんぷらで有名な宿で行われた。記録係は私。2階で対局し... 2020.08.23 随筆
絶妙手 杉本昌隆四段(当時)の魔法のような振り飛車の捌き 将棋世界1994年9月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 in 関西将棋会館」より。 7月21日に行われた全日プロから一局紹介しよう。有吉九段-杉本四段の対戦となったが、この二人の対局となると予想されるのが、四間飛車-居飛穴。どちらも... 2020.08.22 絶妙手