棋士のエピソード

棋士のエピソード

森内俊之四段(当時)「中井さんと植山さんのデュエットはないんですか」

将棋世界1989年5月号、青島たつひこさん(鈴木輝彦さん)の「駒ゴマスクランブル」より。 女流棋士発足15周年記念パーティーが新宿のホテル・センチュリーハイアットで開かれた。 会の準備、企画その他何から何まで女流棋士だけで開いた会。「400...
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23時の「佐藤君を呼んでみよう」

近代将棋1990年8月号、鈴木宏彦さんの第13回若獅子戦〔中川大輔四段-佐藤康光五段〕観戦記「驚異の8八角」より。 真面目、慎重、無口、研究熱心。これが佐藤の外見的な特徴。だが、決して彼は単なる堅物ではない。 ある夜、羽生竜王や先崎四段が新...
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羽生善治竜王(当時)がやりたがらなかったと伝えられるゲーム

近代将棋1990年9月号、炬口勝弘さんのフォトエッセイ「モノポリー」より。 棋士はみな勝負事が好きだ。競輪・競馬・パチンコ・麻雀……何をやらせても素人離れしている。勝負強い。これは本業からして当然のこと。驚くには当たるまい。 これまで、娯楽...
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島研5人目のメンバー

近代将棋1990年2月号、武者野勝巳五段(当時)の「プロ棋界最前線」より。 延長線にもつれ込んだ竜王戦の第8局、私は観戦記という大役を仰せつかり、歴史的な大一番を一番よい席で見せてもらう幸運にめぐりあった。観戦メモは膨大で、「観戦記とは捨て...
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11万円で落札された自戦記の生原稿

将棋世界1994年12月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 in 関西将棋会館」より。「さ、さ、さ、冴えんな」この口調が十八番の森(信)先生。最近とみにその「冴えんな」を連発している。しかし、ほんとに「冴えん」わけではなく、調子が良い...