絶妙手

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「解けたら四段」と谷川浩司名人(当時)が認める次の一手

将棋世界1990年4月号、谷川浩司名人(当時)の連載自戦記「名人の読みと大局観」より。  今月は、まず次の一手から考えて頂こうと思う。  問題図は、6九の角で歩を取りながら△3六角成とされた局面である。  現在金桂得だが、飛と金に当たってい...
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藤井猛竜王(当時)絶妙の自陣歩の三手

将棋世界2002年1月号、田丸昇八段(当時)の第14期竜王戦第2局〔藤井猛竜王-羽生善治四冠〕のポイント「最大の功労者は自陣歩の三手」より。  第2局の将棋は、形勢有利の藤井竜王が楽観から疑問手を出したため、終盤で羽生四冠に猛迫されて逆転の...
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加藤一二三九段のノータイムでの会心の手順

将棋世界2004年3月号、河口俊彦七段の「新・対局日誌」より。  Bクラスもみな熱戦で、先崎八段が高橋九段を破った。これで先崎八段は昇級圏内に踏み留まった。問題は深浦七段のところだが、依然深浦優勢がつづいている。となりは加藤(一)対田中(寅...
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控え室での三浦弘行八段(当時)

将棋世界2004年3月号、河口俊彦七段の「新・対局日誌」より。  新年になってから年末の記事を書くのは、気が抜けたような感じもするが、19日に見逃せない勝負将棋があった。  A級順位戦の谷川王位対島八段戦、B級1組の深浦朝日選手権者対郷田九...
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振り飛車、絶妙の手順(5)…窪田義行四段(当時)の妖しく華麗な絶妙手

将棋世界1995年7月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。  勝てば対局数が増え、対局数が増えれば勝ち星も増える。これ物の理屈というものだが、当然本欄も、景気のよい人ばかりが登場することになる。  景気のよい御三家といえば、羽生...