絶妙手

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「『羽生の頭脳』破り」破り

将棋世界1995年1月号、桐谷広人六段(当時)の「公式棋戦の動き」より。 王将戦 11月11日の羽生-村山戦は『羽生の頭脳9・激戦!横歩取り』の本と57手目まで同じように進んだ。 9図は52手目に後手が△7五同歩と銀を取り返した局面。 本で...
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羽生善治王座の、控え室の誰もが思いもつかなかった恐ろしい着想

近代将棋2004年10月号、中野隆義さんの第45期王位戦〔羽生善治王座-谷川浩司王位〕第3局観戦記「臨機応変、現場主義」より。  △3四歩(5図)が、谷川期待の反撃だ。▲同歩なら△4六角と飛び出して先手には角成を受ける形がなく、これはほとん...
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藤井猛五段(当時)の次の一手のような妙手順

将棋世界1994年12月号、鈴木輝彦七段(当時)の「対局室25時 in 東京将棋会館」より。  4年間、お付き合い頂いた、この「対局室25時」も今回をもって、終わる事になった。  読者アンケート等で、支援下さった読者の皆様に心からお礼を申し...
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振り飛車、絶妙の手順(4)…剱持松二七段(当時)の魔法のような絶妙手

将棋世界1992年12月号、鈴木輝彦七段(当時)の「対局室25時 東京」より。  隣は飯野-劔持戦で7図。駒得の上に馬を作っている。勝勢といってもいい局面で、10年前なら「板の間にたたきつけてやるか」とでも言って腕まくりをする所だろう。最近...
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羽生善治棋王(当時)-村山聖六段(当時)戦、”次の一手”のような手の応酬

将棋世界1992年10月号、「第5期竜王戦」より。  準々決勝で中原名人、米長九段、高橋九段という名人A級が枕を並べて討ち死にした。  一時代前には大先輩の前に座ると目がくらんで実力の半分も出せず、気がついたらボロボロという話をよく聞いたが...