自戦記

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羽生善治前竜王(当時)「また一からの出直しだけれども今は楽しい夢を見ている最中に目が覚めてしまった様な気分」

将棋世界1991年3月号、羽生善治前竜王(当時)の連載自戦記(第16期棋王戦本線決勝 対小林健二八段戦)「積極的に」より。  11月27日、竜王戦が終わり、僕の肩書きは変わりました。  結果は残念だったけれども、勝者がいれば敗者がいて、それ...
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郷田真隆四段(当時)「悔しくって、家に帰ってから一晩中、盤とにらめっこ」

近代将棋1991年12月号の特集「今年の忘れ得ぬ局面」より、郷田真隆四段(当時)の「悔しくって、家に帰ってから一晩中、盤とにらめっこ」。  A図は先手(私)の▲2五歩に対し、後手の木下五段が△5二飛と回った局面である。  指された瞬間は「な...
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屋敷伸之七段(当時)の奇想天外自戦記

屋敷伸之九段が公益社団法人日本モーターボート選手会の外部理事に就任することが、昨日発表された。 屋敷九段が競艇ファンであることは有名だが、将棋愛好家である日本モーターボート選手会の上瀧会長から谷川会長を通して外部理事就任の依頼があったという...
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郷田真隆四段(当時)のエッセイ風自戦記

近代将棋1991年2月号、林葉直子女流王将企画、「フレッシュ、新人棋士の”この場面”」より、郷田真隆四段(当時)の「自分の将棋を指したい」より。  早いもので、棋士としてスタートしてから8ヵ月の歳月が流れた。  四段になったばかりの頃は、地...
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羽生竜王と谷川名人(当時)の”灯台下暗し”

将棋世界1990年6月号、羽生善治竜王(当時)の自戦記〔全日プロ決勝第3局 対谷川名人戦〕「伸び伸びと指せた一局」より。  3月は将棋界の年度末。その最後の締めくくりに全日本プロ決勝という舞台で、しかも谷川浩司名人・王位と戦う事ができる。棋...