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「欽ちゃんと将棋を指してください」

将棋世界1981年2月号、石田和雄八段(当時)の「中盤戦の考え方」より。 12月のある日、自宅で新聞を拡げていたら将棋世界編集部よりTEL。はて?原稿は渡したはず、と思いつつ受話器を取りますと「キンちゃんと将棋を指してください」「はあ、将棋...
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森内俊之八段(当時)「まあまあ、佐藤先生が」

将棋世界2001年6月号、鈴木輝彦七段(当時)の「棋士それぞれの地平 神の領域に挑む男 佐藤康光九段」より。 今回の佐藤康光君は、この対談の中でも切り札的な存在である。どんなに回数が嵩んでマンネリになったとしても、彼が出てくれれば、と思って...
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真部一男八段(当時)「芹沢博文九段は子供時分、数学よりも国語の方が得意であったと云っていた」

将棋世界2001年6月号、真部一男八段(当時)の「将棋論考」より。 1956年頃出版された「ザ・サイコロジー・オブ・ザ・チェスプレーヤー」(チェスプレーヤーの心理学)という稀書がある。 著者はルーベン・ファインという人で専門は分からぬが、チ...
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A級入りを決めても表情が今一つ固い三浦弘行新八段(当時)

将棋世界2001年5月号、三浦弘行八段(当時)の昇級者喜びの声(B級1組→A級)「他力昇級」より。 鬼のすみかと言われるB級1組。確かに凄いメンバーが揃っていて、自分はこの中で果たしてどれくらいやれるのかと開幕前から非常に不安な気持ちがあっ...
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藤井猛竜王(当時)「上を向いて歩こう」

将棋世界2001年5月号、藤井猛竜王(当時)の昇級者喜びの声(B級1組→A級)「上を向いて歩こう」より。 その日、東京の空はよく晴れていた。「第一番 大吉」。おみくじをそっとポケットにしまうと、境内を後にした。初詣でも悪くない。気分が良かっ...